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おサイフケータイようやく世界へ

2013年4月1日(月)

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スマートフォンを使った非接触決済サービスが世界中で離陸する。おサイフケータイが普及済みの日本でも、新サービスの開拓が進み始めた。沈黙を続けるアップルを横目に、一気に普及する可能性がありそうだ。

 「決済サービスでも米アップルに先行しようという韓国・サムスン電子の意気込みを感じる」――。携帯電話業界のある関係者は、サムスンが3月14日に発表したスマートフォンの旗艦機種「Galaxy(ギャラクシー)S4」に込められた戦略をこう分析する。

サムスンの本気度

 ギャラクシーS4は5型の有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレーや1300万画素の高精細カメラなどアップルの「iPhone 5」を上回る性能で注目を集めたが、最も大きな進化は非接触の決済サービスなどに使われるNFC(近距離無線通信技術)を標準搭載したことだ。この関係者は「決済サービスは現在のスマホに残された数少ないフロンティア。サムスンが本腰を入れたことで、普及が加速する可能性がある」と指摘する。

 その伏線と言えるのが、2月下旬にスペイン・バルセロナで開かれた携帯電話の見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2013」で発表されたサムスンと米ビザの世界的提携だ。この提携により、サムスンが今後発売するNFC搭載端末は、ビザの非接触決済サービス「payWave(ペイウェーブ)」をすぐ利用できる状態で出荷される。携帯電話会社の対応にもよるが、ユーザーは購入したばかりのスマホに自分のクレジットカードの情報を安全・簡単に読み込めるようになる。

 2人に1人以上が「おサイフケータイ」を使うとされる日本に比べ、海外では非接触決済サービスはほとんど普及していなかった。ただ近年、ネット上での情報配信で実際の店舗への来客を促す「O2O(オンライン・トゥー・オフライン)」マーケティングが拡大し海外でもスマホを決済に利用しようとする動きが広がっている。おサイフケータイ先進国の日本ではこれまで培ってきたノウハウを海外に輸出できるという期待感が高まりつつある。

 ソニーとNTTドコモ、東日本旅客鉄道(JR東日本)が出資するフェリカネットワークスの杉山博髙社長もその1人。同社は日本のおサイフケータイで採用されている「フェリカ」と呼ぶ規格に加え、海外で普及が見込まれる国際規格「NFCタイプA」と「NFCタイプB」にも対応するIC(集積回路)チップを開発。国内外のスマホメーカーに採用を働きかけている。

 1つのICチップで主要な技術方式を網羅することで、消費者は世界中で提供される様々な非接触決済サービスが受けられるようになる。杉山社長は「日本のサービス業が海外進出するうえで、おサイフケータイのビジネスモデルは強みになるはず」と説明する。

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「おサイフケータイようやく世界へ」の著者

白石 武志

白石 武志(しらいし・たけし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社編集局産業部(機械グループ)、京都支社、産業部(通信グループ、経営グループ)を経て、2011年から日経ビジネス編集部。現在は通信、半導体、家電業界などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

佐伯 真也

佐伯 真也(さえき・しんや)

日経ビジネス記者

家電メーカーで約4年間勤務後、2007年6月に日経BP社に入社。専門誌・日経エレクトロニクスで、デジタル家電やディスプレーなどの最新技術動向を執筆。2013年1月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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