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三菱自、復配阻む品質問題

2013年4月12日(金)

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三菱自動車でリチウムイオン電池のトラブルが発生した。リコール問題の余波が残る同社には大きな痛手だ。2014年3月期としている復配目標にも暗雲が広がっている。

 3月最後の週末、東京都杉並区。幹線道路である環状8号線沿いには多くの自動車販売店が並ぶ。低金利、来店特典、特別価格――。期末に1台でも販売を伸ばそうと、各社とも様々な販促策を打っていた。

 トヨタ自動車や日産自動車、スズキ、アウディといったライバルの店舗が軒を連ねる中、三菱自動車の販売店も決して少なくない来店客を迎えていた。ただ、他社と異なる点が1つだけあった。自社開発の主力車種が販売停止になっていたことだ。

「アイ・ミーブ」(上)、「アウトランダーPHEV」でトラブルが相次ぐ

 三菱自は3月27日、1月に発売したばかりのPHV(プラグインハイブリッド車)「アウトランダーPHEV」で、搭載するリチウムイオン電池に異常な発熱、溶解が起きたと発表。原因が分かるまで同車種の販売、生産を停止することになった。

 三菱自は「1~2週間で究明できるのではないか」(三菱自の中尾龍吾取締役)としているが、3月29日には新たに2件の不具合が発覚した。うち1件は顧客への引き渡し後に起きている。原因が分かった後も、対策に一定の時間がかかる可能性は否定できない。

 アウトランダーPHEVはEV(電気自動車)の強みである車内の静かさや燃費性能、補助金を加味すれば約300万円という価格などから高い評価を受け、既に4000台を販売した。それだけに期末・期初の販売停止は大きな痛手だ。

販売停止で「タマ不足」が深刻に

 昨年8月に発売した、EVを除けば2年半ぶりの新車「ミラージュ」は東南アジアでの販売が底堅い一方、高級感の不足から国内での販売は伸び悩む。日産との共同出資会社で生産し、年央に発売する予定の新型軽自動車「eKワゴン」まで目新しい施策は打てず、「タマ不足」は明らかだ。

 三菱自ではEV「アイ・ミーブ」でもリチウムイオン電池のトラブルが発生している。外部からの調達部品であるだけに三菱自にとって不運な面はあるが、それでも一連の不具合は三菱自に重くのしかかる。

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「三菱自、復配阻む品質問題」の著者

張 勇祥

張 勇祥(ちょう・ゆうしょう)

日経ビジネス記者

2012年から日経ビジネスの記者。転々と部署を異動してきた器用貧乏。それでも、何とか中国経済はモノにしたいと願う中年記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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