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周囲から嫌われても朝ごはんはおいしく食べる

自分の道を進むのはその覚悟から始まる

2013年4月12日(金)

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 出産して復帰すると、職場の空気が微妙に冷たくなりました。開き直る度胸もなく、出社するのが苦痛です。(30代女性)

 遙から

 なんとも言い難い違和感について語ろうと思う。先日見たNHKでの討論会がきっかけだ。

 出産を機にその女性に降りかかる困難。待機児童問題、職場での肩たたき、職場復帰の困難など。テーマはずっと過去から引きずるいまだ解決しないものだ。

 番組構成は、子と仕事をもつ母たちと雇用側の声として経営者たち。その分野の有識者たち。ついでに、これから職業人となり母となろうとする若者。

 こんなもんだろう。おそらく正しい配分だろう。

 なのに、だ。いつもこういった、底辺に男女平等問題が絡むテーマにつきものの違和感がこの会にもあった。自分が番組に登場するときにはそれどころではないが、傍観者として眺めていると、そこにある違和感を分析したくなる。

異なる周波数で交信しても会話はできない

 子と職業を持つ女性たちの声はあくまで当事者経験としての不満だ。これは100人の声を聴いても、おそらく、同じ。何人集めようが一個一個の経験は聞き飽きたものだ。

 そこに経営者としての声もまた、それが女性経営者なら必ず登場する“自己責任”。「がんばればできる」「工夫が足らない」。そして“経営不振”。「育休の次は時短。と思ったらまた2人目ができました。企業に余裕などない」的、経営者としての困窮。これも昔からある主張。

 そして、保守が言う「せめて3歳までは母が子についていてやらないと」的な“3歳児神話”。つまり「子ができたら専業主婦でいいじゃないか」論。

 子を持った途端、詐欺にあったかのような八方ふさがり感は、自己責任と、経営不振と、3歳児神話、が、壁となって立ちはだかる。

 これもずーっと過去からなんら変わらない。発見はない。

 そこでNHKは、番組に未来を持たせるために、工夫をしている企業を紹介する。まずは残業を強制的になくす企業。父親は早い帰宅を余儀なくされ、子育てに参加し、母親の負荷を減らせる。女性が出産後働き続けたら日本のGDPは4%アップするなど、希望を持たせる。そうしないと、番組が成立しない。

 だが、最後にデーブスペクター氏が言った。

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「周囲から嫌われても朝ごはんはおいしく食べる」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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