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「静かなブーム」は「本格的なブーム」に育つのか?

常套句「静かなブーム」にも存在意義がある

2013年4月30日(火)

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 新聞や雑誌などで、「静かなブーム」や「ひそかなブーム」などの常套句を見かけることがあります。例えば2013年4月20日付けの毎日新聞の記事「死後に備え遺志書き留め」に、「死後に備えて自分の希望などを書きとめるエンディングノートはいま、静かなブームだ」という記述がありました。実際「エンディングノート」は、ここ数年メディアに頻出する言葉になったと思います。ちなみに現代用語の基礎知識(自由国民社)は2005年版(2004年末発行)からエンディングノートを取り上げています。

 ただ「静かなブーム」と称される物事の中には、「本当にこれは流行っているの?」とか、「あらかじめ『静か』とは断ってはいるものの、それにしても局所的な話題すぎるんじゃないの?」と思える物事があります。ここ最近では、「がっちょ」(大阪泉州の小魚の唐揚げ/産経・同4月19日)や「たけのこまん」(和歌山市山東地区のゆるキャラ/読売・同6日)が「静かなブーム」として紹介されていました。しかし、当事者のみなさんには心苦しい言い方になりますが、これらの物事を知っている人はまだ少数派でしょう。

 こんな状況もあり「静かなブーム」とか「ひそかなブーム」という表現に対して、抵抗感を持つ人がいるようです。例えばユーザー投稿型のキーワード解説サイト「はてなキーワード」に「静かなブーム」に関する投稿がありました。その解説には「ブームでも何でもないもの。ブームになって欲しいという願いからこの言葉が出る」とありました。この解説は報道メディアに対する批判と考えてよいでしょう。

 いっぽうでメディア側も「手垢のついた常套句」を使うことに、抵抗を感じているのではないでしょうか。

 そんな「静かなブーム」や「ひそかなブーム」が、現在も引き続き記事に登場する理由は何でしょう? 今回の「社会を映し出すコトバたち」は、「静かなブーム」や「ひそかなブーム」について考えてみます。「過去にはどのような物事が静かなブームとして伝えられたのか」「その現象は本当にブームになったのか、定着したのか」を手がかりに、考察を進めことにしましょう。

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「「静かなブーム」は「本格的なブーム」に育つのか?」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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