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上海モーターショー200人調査で見えた日本車の活路と課題

2013年5月2日(木)

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 4月21日、上海国際自動車ショー(上海モーターショー)の会場で記者は来場者200人に「日本車を買いたいですか?」と尋ねた。A4サイズのアンケート用紙と謝礼のチョコレートを用意。勉強中の中国語を駆使しながらの体当たり取材を敢行した。

 車を持っているか、それは日本車か否か、次に(もしも)車を買うならば日本車を買いたいかどうか。それぞれの回答を選んだ理由も記してもらった。概要を日経ビジネス4月29日・5月6日合併号で「来場者の6割、日本車『買わない』」として掲載している。

来場者に質問する記者(左側)

 結果を示したのが円グラフだ。「買わない派」が約62%と過半を占めたのは誌面でも紹介したとおり。日中関係の難しさやマーケティングの課題を指摘したが、ここではまず約34%いた「買いたい派」に注目したい。

円グラフ
調査結果の詳細

 「買いたい」と思ってくれている人は2パターンに分かれる。1つは、今も日本車に乗っており、次も日本車を買いたいと考えてくれている「ロイヤルカスタマー」で、これは200人中7人いた。トヨタ自動車の「レクサス」に乗る20代の男性経営者など5人が「性能が良い」を理由に挙げた。

 この点に関して、ホンダの倉石誠司・中国本部長は「買ってくれたお客さんをいかに大切にするか。CSI(顧客満足度)を重視している」と指摘する。車そのものの魅力はもちろん、修理の対応なども重要だという。調査会社のJ.D.パワーによると、2012年のCSIは広汽ホンダが1位で、東風ホンダと広汽トヨタが同率2位だった。この評価を維持し続けることが、顧客基盤を強くするうえでは欠かせない。

 もう1つが、ドイツなど他国のブランドの車から乗り換えたり、初めて購入する車に日本車を選ぼうとしたりする人たちだ。こうした「新規顧客」を数多く獲得できれば、2012年に約1550万台だった中国の乗用車市場で16.4%(中国汽車工業協会調べ、前年は19.4%)に落ち込んでしまった日本車のシェア回復につながる。

 なぜ、彼らは日本車を選ぼうとしてくれているのか。新規に日本車を買いたいという61人の回答結果を分析すると、日本車の活路を示すいくつかのキーワードが見えてきた。

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「上海モーターショー200人調査で見えた日本車の活路と課題」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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