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巨大地震にも備える新幹線「N700A」

開業から約50年間、進化し続けてきた

2013年5月7日(火)

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 1964年10月にデビュー以来49年間にわたり、乗客の死傷事故ゼロ、1列車あたりの年間の平均遅延時間36秒という快挙を成し遂げている東海道新幹線。その東海道新幹線に、2013年2月8日、新型車両「N700A」が登場した。従来の主力であった「N700系」以来、実に約6年ぶりの新型車両となる。

 「東海道新幹線は常に進化し続けている。しかし、安全性や信頼性、快適性の追求に終わりはない。今後も立ち止まることなく挑戦し続けるのみだ」

 東海旅客鉄道(JR東海)新幹線鉄道事業本部・車両部・車両課の坂上啓課長は力強く語る。長年にわたり新幹線の設計、開発一筋に生きてきた。

2013年2月8日にデビューした新型車両「N700A」

 東海道新幹線が世界初の高速鉄道としてデビューしたのは、日本が高度経済成長に沸く1964年10月1日のことだ。「夢の超特急」として、東京~新大阪間を3時間10分で結んだ。以来49年間にわたり、乗客の死傷事故ゼロという快挙を成し遂げており、その記録は今なお更新中だ。

 安全性だけでなく、信頼性の高さも突出している。1日の列車本数300本以上、日々の乗客者数約39万人という多さにもかかわらず、この2年間、遅延時間は、台風や大雪などの影響も含め、1列車あたり年間平均たったの36秒。まさに、日本の技術力の高さの象徴とも呼ぶべき存在だ。

 その東海道新幹線に、2013年2月8日、新型車両「N700A」が登場した。従来の主力であった「N700系」以来、実に約6年ぶりの車両となる。N700Aの「A」はAdvancedの頭文字で、N700系の進化系という意味だ。

 同年3月16日に営業を開始した東日本旅客鉄道(JR東日本)の秋田新幹線「スーパーこまち」に採用された「E6系」が鮮やかな赤色の「ロングノーズ」で人目を引く一方で、N700Aの外観は、N700系とほとんど変わっていない。そのため、マイナーチェンジといった印象を受けるが、さすがに新幹線開発で最も長い歴史を誇るJR東海だ。安全性、信頼性、快適性のさらなる向上を実現すべく、新システムを複数搭載。JR東海が半世紀にわたり蓄積してきた技術の、現時点における集大成となっている。

東海旅客鉄道・新幹線鉄道事業本部・車両部・車両課の坂上啓課長

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「巨大地震にも備える新幹線「N700A」」の著者

山田 久美

山田 久美(やまだ・くみ)

科学技術ジャーナリスト

早稲田大学教育学部数学科出身。都市銀行システム開発部を経て現職。2005年3月、東京理科大学大学院修了(技術経営修士)。サイエンス&テクノロジー、技術経営関連の記事を中心に執筆活動を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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