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日本の起業家は米国起業家よりリスク・テイカー!

「日本の解雇規制ではシリコンバレーは生まれない」

2013年6月3日(月)

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 ニューヨークで若き起業家たちと交流する機会を得た。そこで、私がふだん交流している日本の起業家との違いを感じた。今、日本でIT起業家として取り上げられている日本の起業家たちは、ざっくり言えば、インターネットを使って新しい商流を作ろうとしている人たちだ。そのビジネスモデルは基本的には、ネットを使った直販モデルの延長にある。取り扱う商品は野菜であったり、生命保険であったり、薬であったり、メガネであったり、靴であったりする。これは今までの取引慣行にインパクトを与え日本社会を良い方向に変えようとしている。素晴らしいチャレンジである。彼らの多くはビジネススクール→経営コンサル→起業というキャリアを歩んできた人が多い。

 一方、アマゾンなどのビジネスが拡大し、こうしたネットを使った直販モデルがひと段落したアメリカの起業は、さらに先を行っている。スカイプのようにテクノロジーによって新たな価値を作ったり、ソーシャルな交流を通じて新たな価値を生み出すものである。彼らのキャリアも日本の起業家とは異なる。

 宇宙開発やエネルギー事業といった国家レベルの事業にスタートアップとして挑戦する人もいるし、ITの力で教育に大きな変化を起こしている連中もいる。政府顔負けの挑戦がアメリカでは起こっている。これらの挑戦は慈善事業ではなく、収益事業として成り立ち始めている。もちろん、政府よりずっと安いコストで社会に貢献している。

 私が出会った、「起業家」としてアメリカで注目を浴びる人たちは、エンジニアでありデザイナー。ほとんどが自分でコードが書ける。多種多様なデザインもできる。

 日本の起業家はコンサルタントの延長的な人物。これに対して、アメリカで注目を集める起業家は、デザイナー、エンジニア、発明家、思想家といった感じの人物だ。15年くらいの“時差”があるのではないか? ただし、これはどちらが優れているということではない。制度的な要因でこの差がついているのだと思う。日本の起業家は不利な制度の下、アメリカの起業家に勝るとも劣らないくらい奮闘していると思う。理由は後で述べる。

セレブが集う場で米起業家に会う

 筆者がアメリカの起業家たちと交流したのは、ニューヨークのミートパッキング地区だった。食肉加工業の倉庫が集まっていたエリアである。少し前からワクワクスポットになりつつある。私をここに連れて行ってくれた知人の家系はここの大地主だったそうで、顔が効くようだ。

 招待されたのは会員制レストラン。ニューヨーク広しといえども屋上のオープンテラスにプールがあるのは、ここと、隣接する話題のデザインホテルのみだ。厳しい会員制で、一度出ると、再入場する時には必ず会員パスをチェックされる。私の知人は顔パスだが、私は当然、会員ではない。このため、私をゲストと共にと迎え入れるのに一もんちゃくあった。いろいろなやりとりをした後、なんとか私も入場することができた。

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「日本の起業家は米国起業家よりリスク・テイカー!」の著者

田村 耕太郎

田村 耕太郎(たむら・こうたろう)

前参議院議員

早稲田大学卒業、慶応大学大学院修了(MBA取得)、米デューク大学ロースクール修了(証券規制・会社法専攻)(法学修士号取得)、エール大学大学院修了(国際経済学科及び開発経済学科)経済学修士号。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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