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「バリキャリ」vs「パート主婦」凄いのはどっち

他人を助ける人間は、四の五の言わず黙って助ける

2013年7月12日(金)

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 仕事上のトラブルを誰に相談し、どう解決すべきか悩んでいます。「お前が悪い」という上司の意見には納得できません。相談していい人の基準はありますか?(30代女性)

 遙から

 カッコイイ女、働き方、成功者。それら漠然とした光を求め、試行錯誤して働く多くの女性を前提に女性誌やハウツー本が出て久しい。

 バリキャリのスーツ、だの、部下を育てる女性管理職の手法とは、だの。

 だが、そういう光を求める系の女性より、最近、私は超リアリズム女性のほうに魅力を感じ始めている。

 煌びやかな成功への憧憬とは逆の、地に根をはって現実と向き合うパートの主婦だ。20代から私が仕事に没頭できたのは近所の主婦が掃除を担当してくれたことに始まる。私は私一人の面倒さえみられない女だった。やがてそれは時代がお掃除スタッフの外注産業へと発展していく。

 近所の主婦であろうが企業に登録していようが、バリキャリを支えるのは主婦、という構図に頼り今も私は働いていられる。

 現実には力を借りていながら、私もまた幻のようにカッコイイ女を目指していた。だが、本当にカッコイイのはバリキャリだろうか。それを確信させる事件を最近のニュースで見た。

乗客を救ったのは主婦だった

 長距離バス運転手の突然死で、高速道路を蛇行するバスをコントロールし乗客を救ったのは、パートの主婦たちだった。事故の詳細が報道されるにつれ、彼女たちに感服する。

 蛇行にいち早く気づき運転席に駆けつけたのは、パートの主婦。運転手の異変に気づき、ハンドル操作したのも主婦。もう一人の主婦は運転手の覚醒を促す行動に出る。ハンドル操作した女性は側壁にバスをこすらせることで止めようと努力する。

 ここでようやく後部座席からきた男性客がブレーキを手で押してバスを止める。

 ただしここがポイントだ。その男性に向かって「行け」と命令したのは男性の老いた母親。つまり主婦だった。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「「バリキャリ」vs「パート主婦」凄いのはどっち」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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安形 哲夫 ジェイテクト社長