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女性の時代?ぜんぶ、宝塚に学べ

女性登用、女性の出世、機会の均等がそこにある     

2013年7月26日(金)

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女性管理職の登用についてさまざまな理想論が語られていますが、その理想像と現場で働く女性たちには温度差を感じます。出世したがらないのは女性の方。なのに、女性を管理職にしなければならないのでしょうか。(50代男性)

 遙から

 宝塚音楽学校100周年記念式典に招待されて行った。主なゲストなど事前情報はあったものの、当日の具体的な空気や人のうごめきなど、なんせ初めて体験する100周年だから想像がつかない。

客席全員が芸能人で、舞台も芸能人

 招待客と一般客で満席になるだろう、くらいの予想をした。ところがまずそこから大外れした。2500席全席、宝塚卒業生と阪急の経営者関係で埋まった。

 「チケットは今日は販売しないんですよ」と、ロビー喫茶のママが教えてくれた。

 ロビーを眺めると、伝説の、そして、今現在のスターたちが普通に歩く。

 「先ほどまで、ここで有馬稲子さんがお茶飲んでました」とママ。

 宝塚の歴代スターたちと生徒たちを観るつもりが、まわり全般がタカラジェンヌとは……。

 「なんで私呼ばれたんだ」という場違いな違和感と、とんでもない光栄な機会を得たことを、現場で体感する。

 舞台に立つのも観るのもスターたち。客席全員が芸能人で、舞台も芸能人、と思ってくださればその不思議な空間を想像していただけるか。

 会場に入ると、一階席前方に手押しキャリーを押す高齢女性がいる。街でよく見かけるフツーのおばーちゃん、だ。

 「この女性は?」という疑問はよぎるものの、式典の幕は上がった。

 理事長の挨拶は、100年前、音楽学校が誕生した頃のスライドの解説から始まる。当時の小林一三氏が挑戦しようとしたビジネス。成功した部位、失敗した部位、などを100年後を引き継いだ人間が語る。

 1つの企業の100年を、戦争を挟んで生き残る、そして、他の追従を許さず勝ち残る企業の後輩が、冷静に創設者の軌跡を語るその構図。いったいいくつの企業がそのマネをできるだろう。

 勝者なのに、成功と失敗を解説する姿に、成功者のスタンスを改めて知らされる。

 「当時ではまだめずらしい“喫茶”を開設しました。そして、ここに……」

 ある1カ所を指差した。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「女性の時代?ぜんぶ、宝塚に学べ」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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