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オトコのむだ毛市場、秘めたる潜在力

日本男子も「グルーミング」定着するか

2013年8月6日(火)

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 「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」。紀貫之の「土佐日記」は女性に文学を開放したが、「女もすなるグルーミング」は男性に開放されるか?

ビックは特設コーナー

 この夏、すね毛やわき毛などを処理する男性用「むだ毛家電」が好調に売れているという。男性用の美容家電といえば、シェーバーだけというのは過去の話になりそうだ。

 全国の有力家電量販店の販売情報を集約するGFKジャパンによると、男性用美容家電の販売(2013年1~6月)は前年比109%増と売れている。

20~30歳代のビジネスパーソンが買い求める。ついで買いも多いという(ビックカメラ赤坂見附店、写真:的野弘路)

 ビックカメラは、東京・赤坂見附店1階の入口に、男性用美容家電の特設コーナーを設置した。赤坂見附店は東京・霞ヶ関の官庁街や、新橋、虎ノ門などのオフィス街にも近く、ビジネスパーソンの来店が多い。

 店頭に置いているのは体毛を処理するボディーシェーバーや、ヒゲやもみあげを整えるトリマーと呼ばれる製品、髪の毛を刈るバリカン、鼻毛切りまでさまざまだ。

 ビックカメラの上原翔主任は「今年になって人気が出始めた。若い方が週末のレジャーに向けて購入されることが多い」と話す。夏は半ズボンをはいたり、プールで水着姿になったりするなど肌を露出する機会が増える。気温が高くなるにつれて、男性用のむだ毛家電の売れ行きが伸びるのは例年のことだが、今年はどうもそれ以上に売れ行きが好調なようだ。

 野村総合研究所によると2013年の美容家電全体の市場は1534億円。2015年には1732億円に成長すると予測する。野村総合研究所のICT・メディア産業コンサルティンググループの川元麻衣子副主任コンサルタントは「市場の中心は女性だが、男性向けが急激に増えており市場規模を上振れさせる力強さがある」と話す。

美容家電市場は1700億円市場に
出典:野村総合研究所

 なぜ今男性用「むだ毛家電」が売れているのか。

「カリスマ美容師」世代が牽引

 「日本でも若者を中心に体毛の手入れに対する意識が急速変わりつつある」と指摘するのは、リクルートライフスタイル・ビューティー総研の野嶋朗センター長。同研究所の調査によると、20歳代の男性のうち、肌やひげなど自分の外見を整えることに78%が関心があるという。

 野嶋氏は、「20歳代後半の年齢層は、高校生の頃にカリスマ美容師ブームを経験するなど美に対して積極的なので浸透しやすい」とみる。こうした美を意識する層が需要の中心となっているのだ。

 これ以外にもこの夏、男性用「むだ毛家電」になぜ火がついたかを説明する、ある仮説がある。

 世界的に有名なあるアスリートが脇毛を処理しないまま競技に臨んだ。ネット上では欧米の視聴者から「なぜ日本人は脇毛を処理しないんだ」という書き込みや問題提示が多く掲示され、それが日本の若者達の「自覚」につながったのだという。

 真偽のほどは定かではないが、日本と欧米では男性の体毛に関する考え方に差異があるのは確かだ。

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「オトコのむだ毛市場、秘めたる潜在力」の著者

西 雄大

西 雄大(にし・たけひろ)

日経ビジネス記者

2002年同志社大学経済学部卒業。同年、日経BP社に入社。日経情報ストラテジー、日本経済新聞社出向、日経コンピュータ編集部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部記者。電機、ネットなどを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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