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ハイブリッドはカローラ凋落を止められるか

トヨタ「全車種HV時代」への試金石

2013年8月13日(火)

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 「カローラ・ハイブリッドの立ち上がりは絶好調ですよ。カローラを買う人たちが約40万円も高いHVを買うのかという疑問の答は『イエス』です」

 トヨタ自動車が8月6日に発売したカローラのハイブリッド車(HV)。あるトヨタ系販売会社幹部は、好調な立ち上がりをこう話す。

 カローラには、セダン「カローラアクシオ」とステーションワゴン「カローラフィールダー」の2車種がある。トヨタは今回、アクシオとフィールダーそれぞれについてHVを発売した。価格は192万5000円~226万円で、ガソリン車に比べて40万円ほど高い。

トヨタ自動車が8月6日に発売した「カローラフィールダー」のHVとカローラの開発を統括する製品企画品部ZE主査の中村寛氏

 燃費は1リットル当たり33km。HV専用車「アクア」と同「プリウス」の間に位置する。通常のガソリンエンジンを使用したカローラと比べると、2車種とも約5割の燃費向上を果たしている。

トヨタ自動車の予想を超える「HV信仰」

 トヨタが現行モデルであるカローラを新型として発売したのは2012年5月のこと。発売以前からカローラ系販売会社は、カローラHVの投入を要望していた。だが、トヨタはHVの投入を見送った。

 「カローラの購入者は何十万円も高いHVは買わないというのが、HVを投入しなかった理由だった」(関係者)。

 カローラは大衆車の代表格。荷室スペースや視界の広さを考えるとコンパクトカーでは不足だが、車両価格には極めてシビアな人々が選択してきた。しかも、カローラを保有する個人の多くは1カ月の走行距離が500km程度と短く、いくら燃費がいいとはいえ約40万円のコストアップ分の回収には長い時間がかかる。

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「ハイブリッドはカローラ凋落を止められるか」の著者

山根 小雪

山根 小雪(やまね・さゆき)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日経エコロジーを経て、2010年1月から日経ビジネス記者。エネルギーを中心に、自動車や素材など製造業を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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