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「侵食系」が投資ターゲットだ

米有力VC幹部に聞くネットの波頭(上) 米アンドリーセン・ホロウィッツのマージット・ウェンマチャーズ氏

2013年8月26日(月)

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 インターネットを舞台にしたイノベーションが止まらない。ソフトウエア技術の発展が原動力となり、次々と新たな成長領域が生まれている。今、ネット業界の最前線ではどんな潮流が起きており、勢力図はどう変わるのか。フェイスブックやツイッターなど有力企業に投資し、全米随一とも評されるベンチャーキャピタル(VC)、アンドリーセン・ホロウィッツのパートナー、マージット・ウェンマチャーズ氏がインタビューに応じた。

アンドリーセン・ホロウィッツは2009年創業の若いベンチャーキャピタル(VC)ながら大きな注目を集めています。どのようなVCなのか、簡単な紹介をお願いします。

ウェンマチャーズ氏:当社は創業4年目を迎えたばかりの、新しいVCだ。これまでに、3回に分けて総額27億ドルという多額の資金を調達した。資金の出し手は、大学の寄金やファンド・オブ・ファンド(ファンドを投資対象にする投資家)など、少数の投資家たちだ。

 当社の特徴の1つは、単一のファンドから、あらゆるステージの新興企業に投資している点だ。(立ち上げ直後の)「シード」と呼ばれる企業に5万ドルの少額出資をすることもあれば、1社に最大1億ドルを投資することもある。当社のように、成長段階にこだわらず投資するVCは、他にはあまり見当たらない。

アンドリーセン・ホロウィッツのパートナー、マージット・ウェンマチャーズ氏

企業がある程度成長してからの投資で、満足なリターンを得られますか。

ウェンマチャーズ氏:その背景には、ちゃんと理論がある。確かに、数年前までならこうした投資方針は合理的でなかったが、今では十分に合理性を持つ。

 ここ最近、教育やヘルスケアといった業界に代表されるように、ソフトウエア企業が既存産業をどんどん侵食している。ソフト技術が成熟し、あらゆる分野で成長市場が生まれつつある。

 (アンドリーセン・ホロウィッツ創設者のマーク・アンドリーセン氏が創業した)ネットスケープコミュニケーションズが1995年に株式公開をした当時、インターネットの利用者数は約5000万人で、しかもその多くがダイヤルアップ接続だった。それが今では世界で20億人がネットに接続し、しかも、かつての高性能コンピューターと同等の能力を持つスマートフォンを使っている。現在の新興企業が狙える市場の規模はひと昔前よりはるかに巨大になっており、企業規模もずっと大きく拡大することが求められている。そのためには多額の資金が必要になるが、同時にリターンも大きくなるのだ。

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「「侵食系」が投資ターゲットだ」の著者

田中 深一郎

田中 深一郎(たなか・しんいちろう)

日経ビジネス記者

日経新聞科学技術部、証券部を経て、2012年4月より日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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