• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

VCは資金よりも「経験」を提供する

米有力VC幹部に聞くネットの波頭(下) セコイア・キャピタルのティモシー・リー、アンドリュー・コバックス両氏

2013年8月27日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 インターネット業界の最前線ではどんな潮流が生まれているのか。米国を代表するベンチャーキャピタル(VC)は今、何を見据えているのか。米VCインタビューの後編は、アップル、グーグル、オラクルなどを育てた名門セコイア・キャピタルのベンチャー投資担当ティモシー・リー氏とマーケティング担当アンドリュー・コバックス氏。

セコイアは1972年創業と伝統のあるベンチャーキャピタル(VC)ですが、足元の技術トレンドや起業環境をどのように分析していますか。

リー氏:我々が投資している企業は、創業間もないアーリーステージにあり、軌道に乗り出すまでに12~18カ月の時間を必要とする。ベンチャー企業を立ち上げるには時間がかかるため、特定の大きなトレンドやうまく行きそうなことばかりを指向するのには危険性がある。

セコイア・キャピタルのティモシー・リー氏(左)とアンドリュー・コバックス氏(右)。

 そうは言っても、やはり足元では多くの潮流がある。第1に、我々にとって最も重要なメガトレンドは、起業家が会社を立ち上げるのに非常に適した環境が整ってきたことだ。3年前と比較しても10年前と比較しても、もしくは40年前と比較しても、現在の起業環境は良い。

 主な理由は、コストが劇的に下がったこと。例えば、我々がユーチューブの創業メンバーと仕事を始めた2005年当時でさえ、サーバーがいくつ必要でコストはいくらかかるか、といったことを考える必要があった。それが今では、インフラについて気にすることはなくなった。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のようなクラウドサービスが整い、コストの面でも時間の面でも、会社を始める最高の時期と言える。

 技術の面では、2つのトレンドがある。1つは、次世代のコンピューティングプラットフォームであるモバイルデバイス。モバイルは誰もが2年と経たないうちに頻繁に買い替えるデバイスで、インターネットやパソコンと比べても市場の立ち上がりが速い。そして、もう1つのトレンドであるクラウドが、サービスをこれら複数のプラットフォームで展開する原動力になっている。我々の投資先であるオンラインメモ帳サービスの「エバーノート」などは、こうした流れをうまくとらえた。

法人向けサービスが有望分野

コバックス氏:もう1つの大きなトレンドは、企業が大きな市場にリーチできるようになったことだ。アプリであればアップルの「アップストア」やグーグルの「グーグルプレイ」などを通じて多数の利用者にサービスを届けられる。グーグルの検索やフェイスブック、ツイッターといったSNS(交流サイト)などのサービスも、いろいろな国の利用者にアクセスする助けになる。当社が投資するメッセージアプリの「ワッツアップ」は、短期間のうちにグローバルで驚くべき成長を果たしている。

コメント0

「ニュースを斬る」のバックナンバー

一覧

「VCは資金よりも「経験」を提供する」の著者

田中 深一郎

田中 深一郎(たなか・しんいちろう)

日経ビジネス記者

日経新聞科学技術部、証券部を経て、2012年4月より日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

私の仕事は経営することではなく、リーダーであることです。

ジェンスン・フアン エヌビディア創設者兼CEO