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MRJが突き当たった官民「50年の空白」のカベ

2013年8月29日(木)

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 「航空産業は非常に参入障壁が高いが、いったん参入できるとプレーヤが少ないので堅い商売になる」

 かつて、三菱重工業の大宮英明会長は本誌のインタビューでこう語った。多額の資金を投入してまで事業化し、新規参入を狙う上で、収益を確保してくれるはずだった航空機産業の高い「参入障壁」。それが、自らの目の前にそびえ立っている。

3度の開発延期で初号機納入が2017年となったMRJ(三菱航空機提供)

 8月22日、三菱重工傘下の三菱航空機は、国産小型ジェット旅客機「MRJ」の開発の遅れをアナウンスした。初飛行は当初予定していた今年9‐12月から2015年の4‐6月に、初号機の納入は2015年半ば以降から2017年4‐6月へと、それぞれ1年半程度の遅れを余儀なくされる。

 MRJの開発遅延はこれで3回目だ。2009年に設計や機体の素材を、2012年に製造工程などを見直したことに続く。一番最初の計画では、2013年の初号機納入を目指していた。結果的に、4年以上遅れることになった。

 過去の遅れの原因は、仕様や装備品といった個別の技術的な問題だった。しかし今回は、日本企業としては約50年ぶりの旅客機の開発という「空白の期間」が生んだ、より構造的な問題と言える。

コメント3件コメント/レビュー

何度か読み返したがよくわからない。◆「最近の旅客機の開発」…最近っていつ? もしも「プロジェクトが本格化した時」にすでに、あらゆる工程を記録し、文書化して管理しなければならないことになっていたなら、ただ単に時間の見積もりが甘かっただけではないか?◆「当局からの「型式証明」が取得できなくなっている」…どこの当局? 一方で日本の国交省は「型式証明のルールに変更はない」という。ならばアメリカあたりの当局という意味なのだろうが、元より日本国内専用のつもりではあるまいに、何故いま気付いたような話になっている?◆「海外で旅客機開発の経験のある人材を新たに採用」…これも同様、何故いまさらその必要に気付く?◆総じて、これは「50年の空白のカベ」なんて大仰な話でなく、単に関係者が無能だっただけではないか。◆……という疑問の数々が、9月11日付「「MRJ」計画遅延の本当の理由」を読んで解消した。記者には猛省を促したい。(2013/09/11)

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「MRJが突き当たった官民「50年の空白」のカベ」の著者

熊野 信一郎

熊野 信一郎(くまの・しんいちろう)

日経ビジネス記者

1998年日経BP社入社。日経ビジネス編集部に配属され製造業や流通業などを担当。2007年より日経ビジネス香港支局に異動、アジアや中国に関連する企画を手がける。2011年11月に東京の編集部に戻る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

何度か読み返したがよくわからない。◆「最近の旅客機の開発」…最近っていつ? もしも「プロジェクトが本格化した時」にすでに、あらゆる工程を記録し、文書化して管理しなければならないことになっていたなら、ただ単に時間の見積もりが甘かっただけではないか?◆「当局からの「型式証明」が取得できなくなっている」…どこの当局? 一方で日本の国交省は「型式証明のルールに変更はない」という。ならばアメリカあたりの当局という意味なのだろうが、元より日本国内専用のつもりではあるまいに、何故いま気付いたような話になっている?◆「海外で旅客機開発の経験のある人材を新たに採用」…これも同様、何故いまさらその必要に気付く?◆総じて、これは「50年の空白のカベ」なんて大仰な話でなく、単に関係者が無能だっただけではないか。◆……という疑問の数々が、9月11日付「「MRJ」計画遅延の本当の理由」を読んで解消した。記者には猛省を促したい。(2013/09/11)

開発の規模が違うとはいうものの、航空産業に素人のホンダが斬新なアイデアのビジネスジェットで成功を収めつつあるのと比較して、MRJのマネジメント自体に問題があったのではないかと思ってしまう。(2013/08/29)

50年の空白だ、失われた◯◯年と何かにつけて大見出しになるが、斯く言う方々はその起点になった年に真にもの心ついて事案の一々に自分のものの見かたや考え方で云々出来ていたのかなぁと思う。その多くは先人たちの資料や論評・著作の研究課題等に拠るところで語られる。つまり言葉は悪いが、受け売りにプラス自身その後の知見ではないのか。人は必ず死ぬ。第一次世界大戦だ、第二次世界大戦だと戦争について、いろいろな面でその悲惨さや被る苦しみが語られるが実体験の語り部が戦争勃発時誕生とあれば、この輪廻は如何ともできないことだ。この記述も亦同工異曲、人間や社会の成長・成熟、進化・深化は遅々としていることをときに心憎く思う。先人達とて善きことばかり成し遂げたわけでないし、歴史は正にそのための参考書だ。折しも美しい飛行機の設計を夢見ながら零戦設計を余儀なくされた掘越二郎をモチーフにしたアニメ映画風立ちぬが評判だし、現実の社会では打ち上げに当って、笑えないものの何処かさわやかさと微笑ましさをくれた廉価な純国産宇宙ロケット イプシロンが話題だが、筆者にはまた是非、前向きの失われた時を求めてを真摯に語って欲しい。(2013/08/29)

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