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東京五輪決定! やはり功を奏した安倍首相の現地入り

追加競技の競争も絡む難しい招致レースでの勝利

  • 伊藤 公

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2013年9月8日(日)

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 東京が2020年夏季五輪の開催都市に決まった。夏季五輪としては1964年の東京大会以来、56年ぶり、冬季五輪も含めると1998年の長野冬季五輪以来22年ぶりの日本での開催となる。
 国際オリンピック委員会(IOC)総会直前に表面化した福島第1原子力発電所の汚染水問題によって、東京は下馬評の「本命」だったのが一転、厳しい立場に追い込まれたが、それを跳ね返しての招致成功だった。
 日本で最もオリンピックを熟知している伊藤公さんに、招致成功の要因などを緊急寄稿してもらった。

 招致決定の直前に福島第1原発の汚染水問題が表面化して、どの都市に投票するか態度を決めかねていたIOC委員に影響を与えたことは事実だ。私は事前の票読みで、近隣のアジア地域をまとめきれない東京が1回目の投票で最下位となって脱落する可能性もあると考えていた。それだけに、苦しい戦いを乗り切っての勝利はうれしい誤算だといえる。

 東京に決まったのにはいくつか要因が考えられる。招致委員会が一貫して訴えてきたように、東京の計画は派手さはなく地味ではあるが、治安は良く安全であること。欧米から遠い極東の国だが、テロ行為の心配は少ない。まず、これが第一の要因だと思う。特に、当初、有力とみられたイスタンブールが国内の反政府デモと隣国シリアの内戦という安全面から脱落したのとは対照的だ。

 2番目の要因は日本の経済力への信頼感だ。コンパクトな計画とはいってもオリンピックには施設整備などで巨額な予算支出が求められる。リーマン・ショックの端を発した欧州の債務危機の記憶はまだ生々しく残っており、スペイン、トルコと比べて日本の財政面での有利さは明らかだった。

 3月にIOCの評価委員会のメンバーが来日し、その報告書が5月に公表された。それによると、とくに東京には弱点が指摘されず、総合的な点数では東京が他の2都市を上回っていた。

 結局、イスタンブールとマドリードともに治安面と財政面に大きな弱点を抱えていたことで、消去法で東京が浮上したということだろう。福島原発の汚染水問題で窮地に立ったのは事実だが、IOC委員の投票行動にはそれほど影響を与えなかったともいえる。

国のトップがその気にならなければ成功しない

 今回のIOC総会は、2020年夏季五輪の開催地決定に加え、追加競技の決定とIOC会長選が行われる。東京に決まればレスリングが復活する可能性が高くなり、マドリードなら欧州で盛んなスカッシュが選ばれるという流れもあり、そうした競技団体の競争も開催地決定と微妙に絡んで、従来以上に難しい招致レースだった。

 いまのオリンピックは、1980年から2001年までIOCに君臨したサマランチ元会長(スペイン)の路線を継承して、巨大化・肥大化し、これを見直すことにロゲ会長は心血を注いだ。それに、現在のオリンピックは、国のトップがその気にならなければ招致で成功しないまでになっていることを示した。

 今回、安倍総理が多忙な中、ブエノスアイレスに乗り込んで、福島の汚染水問題を封じこめたことは大きい。トップ(ヘッド・オブ・ステート)の重要さを示すエピソードがある。

コメント1件コメント/レビュー

このような提灯記事に意味があるのでしょうか?東京の支持率も、体感では、回答した人の支持率が増えただけの気がします。支持しない、あるいは、アンケート回答も面倒臭いという意見は無かったことにされている感じです。(2013/09/08)

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いただいたコメント

このような提灯記事に意味があるのでしょうか?東京の支持率も、体感では、回答した人の支持率が増えただけの気がします。支持しない、あるいは、アンケート回答も面倒臭いという意見は無かったことにされている感じです。(2013/09/08)

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