• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

45万円のタブレットはパナソニックを救うか

問われる事業部制復活の真価

2013年10月18日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 9月上旬にドイツで開かれた世界最大級の家電見本市「IFA」。韓国・サムスン電子やソニーがスマートフォンやウエアラブル端末などの開発力を競う中、パナソニックが目玉の1つとして発表したのは、フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4K画質の20インチタブレット「TOUGHPAD(タフパッド) 4K」だった。

パナソニックが12月に発売する4K画質の20インチタブレット『TOUGHPAD(タフパッド) 4K』

 自動車メーカーや建設設計事務所などの法人向け商品とは言うものの、価格は標準モデルが45万円前後と、現在売れ筋の7インチタブレットの約20倍。20インチタブレットとしては世界最薄(12.5mm)、最軽量(2.35kg)をうたうが、バッテリー駆動時間は2時間しかなく、持ち歩きに適しているとは思えない。

 新商品に搭載した4K液晶パネルは自社開発品で、組み立てを含めて国内で一貫生産するという。プレスリリースに書かれた情報で判断する限り、自社の液晶技術を誇示するために、話題先行で最高スペックの商品を作ってみただけなのではないかと疑いたくもなる。一体、パナソニックはどういう意図でこのような製品を開発したのだろうか。

ペン先に込めた独創性

 「4Kの画面がいかに綺麗かを訴えても仕方ない」

 4Kタブレットの開発を指揮したAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部の原田秀昭事業部長に質問をぶつけたところ、全く予期しない、こんな答えが返ってきた。むしろ原田氏は「4Kで顧客企業の生産性の向上にどのように貢献できるのかを具体的に示すことに力を注いだ」のだという。

 実は原田氏らが製品開発で最も独創性を追求したのは、タブレット本体ではなく、オプションで販売する電子タッチペンだったのだそうだ。パナソニックはスウェーデンのアノト社が開発したデジタルペンの位置決め技術を初めてタブレットのディスプレーに採用。細かい文字や曲線が紙の上のように描ける新たな電子タッチペンを生み出した。

コメント12

「ニュースを斬る」のバックナンバー

一覧

「45万円のタブレットはパナソニックを救うか」の著者

白石 武志

白石 武志(しらいし・たけし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社編集局産業部(機械グループ)、京都支社、産業部(通信グループ、経営グループ)を経て、2011年から日経ビジネス編集部。現在は通信、半導体、家電業界などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トランプ政権のここまでの動きはスロー。

ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授