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「もう残尿感なし。絞りきった!」

日本電産、永守社長、V字回復の要因を語る

2013年10月28日(月)

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 高収益企業として知られる日本電産だが、2013年3月決算では前期比80%減という大幅な減益に沈んだ。パソコンからスマートフォンやタブレット端末に需要が移る中で、世界一のシェアを誇るハードディスク駆動装置用精密モーターの需要が急減、その直撃を受けたことが大きな要因だった。

 もっとも、今期(2014年3月期)は一転してV字回復を果たそうとしている。

 前期の減益を財務的に見ると、市場の縮小で過剰になったハードディスク用精密モーター工場の減損処理が主要因で、そのための費用がなくなることはもちろん大きい。ただ、体質改善を越えた肉体改造とも言える強烈な事業改革もV字回復の要因だ。

 大幅な事業の落ち込みを奇貨として、日本電産は精密モーター中心、国内中心だった事業構造を大きく見直して、精密モーターに車載用や家電・商業・産業用モーターなどを加えたポートフォリオに変えようとしている。しかも、買収した海外企業を含めたグローバル一体経営への転換も同時並行である。

同社の永守重信社長に、大改革の真意を聞いた。(聞き手は日経ビジネス主任編集委員 田村賢司)

スマートフォン、タブレットの急激な普及で、前期(2013年3月期)後半から、世界のパソコン、デジタルカメラ市場が急速に落ち込んだ。日本電産は大打撃を受けたが、わずか1期でV字回復の見通しを立てた。この間、何をしたのか。

スマホの普及が大打撃に

日本電産、永守重信 世界一への方程式
10月28日に刊行した新刊、『日本電産、永守重信 世界一への方程式』では、日本電産の“会社作り直し”とも言える大改造と、超ワンマンで名高い永守重信社長が69歳にしてマネジメントスタイルを変えつつある姿に迫っている

永守:前期は売上高こそ横ばいだったが、最終利益は前の期に比べ約80%の大減益となった。スマホやタブレットの普及でパソコンの出荷台数が落ち込み、我々の精密モーターを使うハードディスク市場が予想以上に縮小したことが原因だ。

 より詳しく言うと、パソコンやデジカメ市場の急落に対応し、約400億円をかけて構造改革を断行したことが大きい。ハードディスク需要の落ち込みを受けて、精密モーター工場の一部の価値を会計的に落とす、いわゆる減損処理に踏み切った。一部、海外工場の縮小に伴う人員減のための費用もある。

 V字回復は、こういった構造改革費用がなくなることが一因だが、それだけではない。ここ数年、日本電産は自動車用(車載)や家電・商業・産業用など新たな分野への展開を進めていたが、これが最近になって収益拡大に大きく寄与するようになった

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「「もう残尿感なし。絞りきった!」」の著者

田村 賢司

田村 賢司(たむら・けんじ)

日経ビジネス主任編集委員

日経レストラン、日経ビジネス、日経ベンチャー、日経ネットトレーディングなどの編集部を経て2002年から日経ビジネス編集委員。税・財政、年金、企業財務、企業会計、マクロ経済などが専門分野。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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