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目指したのは、ボタン1つで発射する「サンダーバード1号」

打ち上げのコストと手間を減らした新型ロケット「イプシロン」

2013年10月28日(月)

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(画像提供:JAXA)

 2013年9月14日14時00分、新型ロケット「イプシロン」初号機が、遂に鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から飛び立った。前身となる固体燃料ロケット「M-5(ミューファイブ)」の廃止という苦しい経験を乗り越えての打ち上げ成功だ。プロジェクトマネージャーを務めたのは、JAXA宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系の森田泰弘教授である。そこには、少年時代に抱いた夢と確固たる信念があった。

 2度にわたる打ち上げ延期を乗り越えて、9月14日14時00分、遂に新型ロケット「イプシロン」初号機が飛び立った。国産の新型ロケットの打ち上げは、「H-2A」ロケット以来12年ぶりのことだ。このプロジェクトマネージャーを務めたのが、JAXA宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系の森田泰弘教授である。

「イプシロン」ロケットのプロジェクトマネージャーを務めたJAXA宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系の森田泰弘教授。「皆に大きな夢とビジョンを語り、チーム全体が共通の目標を見いだせるようにするのがプロジェクトマネージャーの仕事。今回はプロジェクトマネージャーとしての醍醐味を実感した」(森田氏)
2013年9月14日14:00、無事宇宙に飛び立ったイプシロン(画像提供:JAXA)

 この日、森田氏は射場から約2キロメートル離れたところにある「イプシロン管制センター」で、打ち上げの様子を何か練習風景でも見ているような淡々とした気持ちで見守っていた。

 「打ち上げが中止となった8月27日の時は心臓が破裂するのではないかと思うほどドキドキしていた。しかし、9月14日の時点では、もはや見逃したミスは何1つないという強い自信があったので、あれだけ穏やかな気持ちでいられたのだと思う」

 しかし、搭載していた衛星が無事ロケットから分離した瞬間は思わず拍手をしてしまったという。それは、研究開発に直接携わった研究者や技術者はもちろんのこと、小さなネジ1本を作ってくれた職人さんから、打ち上げを応援してくれた大勢のファンに至るまで、これまでイプシロンに関わったすべての人たちへの労いと感謝の気持ちからだ。

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「目指したのは、ボタン1つで発射する「サンダーバード1号」」の著者

山田 久美

山田 久美(やまだ・くみ)

科学技術ジャーナリスト

早稲田大学教育学部数学科出身。都市銀行システム開発部を経て現職。2005年3月、東京理科大学大学院修了(技術経営修士)。サイエンス&テクノロジー、技術経営関連の記事を中心に執筆活動を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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