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楽天日本一を支えた1年目球団社長

“陰の立役者”、立花陽三のマネジメント力

2013年11月4日(月)

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東北楽天ゴールデンイーグルスの球団社長、立花陽三(写真:野口勝宏)

 日本シリーズ第7戦、9回表。不動のエース田中将大がマウンドに上がると、球場の興奮は頂点に達した。目に涙を溜め、祈るようにマウンドを見つめるファンの姿。強まる雨の中、2万8000人を超えるファンがその瞬間を待ちわびていた。田中が巨人・矢野謙次を142キロのスプリットで空振り三振に切って取った瞬間。東北楽天ゴールデンイーグルス(楽天球団)の球団史上初の日本一が決まった。

 球団創設9年目の栄冠。1年目38勝だった楽天球団に、昨年、オーナーの三木谷浩史から「優勝」と「黒字」を託されて社長に就任したのが立花陽三だ。

 就任1年目にしては、できすぎなのかもしれない。2013年9月26日に、リーグ優勝を果たした時点で立花は「頭が真っ白になった」。

 無理もない。監督の星野仙一、オーナー三木谷が次々と胴上げされたあと、球団の正捕手・嶋基宏が立花の元に駆け寄ってきた。嶋に続いたのは、キャプテンの松井稼頭央。ベンチ横の管理人室から、球団社長である立花の手を取り、球場中央に引っ張り出したのだ。

 「僕は、いいですよ」と言う立花の言葉を遮るように星野が立花の肩をがしっと抱えた。「いいんだ、おまえもだ」。息子ほど離れた球団社長である立花に、常に脱帽し、敬語で話す星野も、このときばかりは“無礼講”で立花をグラウンド中央に迎え入れた。

 監督はもちろん、オーナーが胴上げされることは珍しくない。しかし、球団社長までとなると話は別だ。そんなことを気にもとめず、チームメイトは立花を囲んだ。大学時代までラガーマンとして鳴らした男も、数十人の屈強な男たちに囲まれればあらがえない。立花は、敵地・西武ドームで高々と宙に舞った。

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「楽天日本一を支えた1年目球団社長」の著者

染原 睦美

染原 睦美(そめはら・むつみ)

日経ビジネス記者

日経パソコン、日経ウーマンオンラインを経て、2013年4月から日経ビジネス記者。ネットサービス、人物ルポ、などが得意分野。趣味は洗濯、昼酒、ピクニック。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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