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「楽天市場」が性善説に立っていた理由

楽天市場トップの高橋理人常務執行役員独占インタビュー

2013年11月13日(水)

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 東北楽天イーグルスの日本シリーズ優勝とともに始まった「楽天市場」の大型割引セールにおいて、一部出店者が元値を通常より高く表示して割引率を高く見せる不当表示していた問題。楽天は11月11日、都内で記者会見を開き、同社三木谷浩史会長兼社長が謝罪し、今後の対応策を打ち出した。だが、会見後の囲み取材では記者の質問が殺到。7日の決算会見時における説明との食い違いを問い詰めるメディアが押しかけ、対応に追われた。楽天市場を統括する高橋理人・常務執行役員が独占インタビューに答えた。

楽天市場トップの高橋理人常務執行役員

迅速に調査結果を公表したはずの記者会見が、逆に荒れてしまったが。

高橋氏: うまく理解していただけなかった部分がある。まず、インターネット上で取沙汰され、不当表示を疑われたケースは5件あった。我々はこれらの店舗の調査もしたし、正規のセールに参加していない店舗の二重価格もシステム的に調査した。そこでセール時に価格に変化があった店舗が抽出され、個別に元値が分かる証拠の提示を求めた。最終的には処分の対象となった店舗が17件となった。先の決算会見で5件は正規のセール参加店舗ではないと説明したが、後にそれが誤りであることが分かった。これは人為的なミスだ。会見の冒頭でこの誤認をお詫びしたつもりだったが、うまく伝わらなかった。

 今後、調査が進み、不当表示している証拠が出てくれば、まだ数が増えていくだろう。取り急ぎ、今回のセールに限って「日本一セールお客様センター」を開設し、購入者からの問い合わせ窓口を設けた。我々は調査がこれで終わったとは思っていない。

なぜここまでの騒動に発展したと考えているか。

高橋氏: 正直のところ、分からない。逆にメディアの方々にお伺いしたい。これまでも二重価格がなかったかというと正直あったはずだ。なぜ今回がこれほどまでの騒動に発展したのか、すべてが終わってから総括すべきだろう。

 だが、先の会見でも伝えたが、これは絶好の機会だ。二重価格の問題は根深い。二重価格そのものは悪いことではなく、根拠なき二重価格がユーザーを混乱させるだけだ。(メディアに)取り上げられたことで、我々だけでなく世論や店舗も含めて、二重価格に対しての議論が進むはずだ。

コメント46件コメント/レビュー

多くのコメントが楽天の矛盾を指摘しているように、楽天の言っていることは自社を守るための屁理屈に過ぎない。この記事で真実と思えるのは、楽天市場は無料ECに比べて参入ハードルを高くしているらしいという事だけだ。消費者としては高いハードルに加えて問題が起こったときの対応も楽天が仲介すべきだと思うが、参入ハードルを上げることで対応済みとの回答に他ならない。医薬品販売も消費者メリットがあると思う一方で、問題が発生すれば利益だけは確保して逃げるに違いないと確信した。(2013/11/14)

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「「楽天市場」が性善説に立っていた理由」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

多くのコメントが楽天の矛盾を指摘しているように、楽天の言っていることは自社を守るための屁理屈に過ぎない。この記事で真実と思えるのは、楽天市場は無料ECに比べて参入ハードルを高くしているらしいという事だけだ。消費者としては高いハードルに加えて問題が起こったときの対応も楽天が仲介すべきだと思うが、参入ハードルを上げることで対応済みとの回答に他ならない。医薬品販売も消費者メリットがあると思う一方で、問題が発生すれば利益だけは確保して逃げるに違いないと確信した。(2013/11/14)

阪神ホテルの「自供」を契機に、複数のデパートがテナントレストランの食材偽装について謝罪していますね。ホールディングス制度の枠外にいる(子会社ですらない)テナントの偽装について、デパートが謝罪していることについて、疑問に感じた人はいたでしょうか。●これは、過去の判例に基づくものです。法学部で商法を履修すれば、名板貸の単元で必ずというほど例題にされる実例で、「スーパーのテナントに起因する事件について、スーパーが責任を負うのか」という裁判が過去にあったのです。裁判は「責任を負う」としましたので、スーパーとテナントには資本関係が無くとも、テナントが加害者なら被害を受けた消費者はテナントでも入居しているスーパーでも責任を問える、功罪ともにテナント側に責任がある(だから利益も得られる)ということです。言い換えると、この判例があるため、レストランの偽装をデパートが謝罪するのです。(本来はデパート「も」、でしょう。テナントが謝罪している報道を、私はまだ見ていません。)●デパートとてテナントは性善説ですよ。それを口にしないのは、樂天とはコンプライアンスの考え方が違うからだとしか思えません。(2013/11/14)

だったらさあ、楽天のトップページに『商品の価格・品質については、楽天は何のチェックもしてません、虚偽の記載があった場合も楽天には何の責任もありませんからそのつもりで』と特大フォントで掲載しておくべきじゃないですか?そうじゃなきゃあ、出店に対してはちゃんとチェックしてるんだろうなあと、普通の期待を消費者は抱いちゃいますからね!(2013/11/14)

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