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名司会者は「横ヤリ」をうまく料理する

着地点ありきの議論は時間のムダ

2013年11月22日(金)

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問い:会議で進行役を任されるのが苦手です。うまくやるコツがあれば教えてください。(30代男性)

 遙から

 「ご自由にご発言をお願いします」という進行役がいる。司会ともいう。それは町内会レベルから企業の会議、私の場合、番組進行まで。

 “議論しましょう”が大義名分の場には、登場人物として「司会」と「会場の声」が必要だ。だが、「ご自由に」という進行で本当に“自由に”発言した出席者というものを見る機会は少ない。

 そういうタイプの司会は、「とりあえず進行役はするけど、いつでも議論に参加してほしい」というメッセージを表向きは伝えつつ、自分なりに考えてきた展開や運びに固執しがちで、その雰囲気が「誰も邪魔するな」的メッセージを同時に伝えていることが多い。

 司会者のありようで議論の色が決まると言っていい。

 いろんな司会者が存在する芸能界で私が体験した“司会”のありようとその結末をいくつか紹介したい。

持論ばかりのトーク番組に発見はない

 番組の場合、出演者たちは発言しないと次の仕事につながらない。ギャラ泥棒扱いされないためにも、一般社会での会議とは異なり、一応、議論(トーク)のスタイルにはなる。

 問題は中身だ。

 なんとかプランナーとか、エコノミストやジャーナリストなど、肩書きは頼もしい。では中身はというとこれは全く別モノだ。持論をとうとうとただ述べる。面白くもなんともない。それぞれの専門分野の持論を述べ、盛り上がりもなく、収録時間だけが凪のように過ぎていく。

 こういう番組に同席してしまった“焦り”といったらない。寿命が縮まるといえばいいか・・・。面白くない番組=打ち切り=仕事を失う、という未来予想図が議論中によぎるのだ。それ自体、私自身も集中していないこと甚だしい。

 つまり、自由にしゃべればいい、という問題ではないのが“議論”だ。そこにあったのは野放しの自由さだけで、発見や化学反応はなし。つまり、面白くない=視聴率とれない=・・・もういいか。

 では司会者がしっかり仕切る場合の議論はどうか。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「名司会者は「横ヤリ」をうまく料理する」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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