• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ゴーンがEVを諦めない本当の理由

日産ゴーン、リーダーシップの神髄(下)

2013年11月25日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

本書は、日産を再生に導いたゴーン氏のリーダーシップを「危機下のリーダーシップ」「協業におけるリーダーシップ」「飛躍のリーダーシップ」「リーダーを育てるリーダーシップ」の4つで描いている。

 破綻の危機にあった日産自動車を蘇らせた経営者、カルロス・ゴーン氏。東日本大震災でも他メーカーを凌ぐ迅速な生産復旧を実現したように、その強烈なリーダーシップには定評がある(ゴーン氏が自身のリーダーシップを論じた『カルロス・ゴーン リーダーシップ論』はこちら

仏ルノーと合わせて2016年度までに150万台の電気自動車(EV)生産を実現するという目標を立てていた日産。11月20日の記者会見で、ゴーン氏は目標達成が「2~3年遅れる」と述べたが、EVへの注力自体を緩めるつもりはない。ゴーン氏をよく知り、日産と仏ルノーの提携やEVについて論文を執筆している、米スタンフォード大学ビジネススクールのロバート・バーゲルマン教授がその理由を分析した(広岡延隆)。

※バーゲルマン教授の取材自体は瀧口範子氏が担当した

 「pragmatic(実際的)」。これは、ゴーンとのインタビューでしばしば出てくる単語である。ビジネスパーソンである以上、感情的な判断を排除して、具体的な行動を通して求める結果を出していく――。そんなゴーンの現実主義的側面が表れている言葉だ。東京モーターショーで、そのゴーン流リーダーシップの考え方が、如実に現れた一コマがあった。

 「達成は2~3年遅れる」。日産ブースにおけるプレゼンテーションの数時間後に開いた記者会見で、ゴーンはこう説明した。「資本提携する仏ルノーと合わせて、2016年度までに電気自動車(EV)を全世界で150万台販売する」という目標について問われた時のことだ。

 だが、こう即座に続けた。「EVへの投資を後悔しているかと言えば、明らかに答えはノー」「本質だけを維持すればいい。本質とは規律を持って利益を確保することだ」。

写真:的野弘路

EV投資をためらわなかった理由

 自動車は誕生以来、環境負荷とのバランスが取り沙汰されてきた。地球温暖化への懸念が広がる中で、社会からの要求は高まる一方。自動車各社は厳しい規制を課せられており、環境技術の研究開発にしのぎを削っている。

日産が東京モーターショーに出展したコンセプトモデル「ブレードグライダー。ゴーンは「リーフとは、また違った可能性の提案であり、EVのもつ、長期的な可能性を体現している」と述べる。写真:的野弘路

 ゴーンはなぜ当時、EV参入を決断したのか。その理由について、スタンフォード大学教授のロバート・バーゲルマンはこう指摘する。「ゴーン氏のEV参入は『様子見の賭け』だった」。 これには少し、説明が必要だろう。バーゲルマンはイノベーションへの投資判断を4つに分類している。

コメント3

「ニュースを斬る」のバックナンバー

一覧

「ゴーンがEVを諦めない本当の理由」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トランプ政権のここまでの動きはスロー。

ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授