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この国に「お・も・て・な・し」はできるのか?

帰る時にコーヒーが出る「不思議の国ニッポン」

2013年12月13日(金)

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問い:日本には優秀な若者はいないのか、と嘆きたくなる日々です。わが社だけが特別なのでしょうか。(50代男性)

 遙から


 日本はけっこう広い、と直前になって驚かされることが少なくない。〇〇県への仕事依頼があり、「はい。〇〇県ね」と地理的な距離感で気軽に引き受け、実際は片道4時間以上かかる僻地や、船に乗って移動する小島だったりする。

 それが講演なら、1時間半をしゃべるために丸1日を使う。その県もそうだった。

1分で十分なのに・・・

 直前に届いた講演企画会社の行程表を見ると午後からの講演のために朝7時の新幹線に乗り3回乗り換えるという行程・・・。地理的距離感でいくと同じ関西圏。「車でも行けるはず」と、カーナビで調べると2時間半の運転時間だった。

 片道2時間半。ビミョーだ。かつて東京~大阪間を約6時間休憩なしで運転し、「こんなことは2度とやってはならない」と自分を戒めたことが何度もある。動物としてとてもよくない特殊な疲労と言えばいいか。“やってはいけない”ことと自分で位置づけた。

 人間には、走っていい距離と、いけない距離がある。それを私は身体で学習した。

 それが、今回は2時間半。往復5時間を走る。しかし、電車だと片道5時間。どっちをとるか・・・。私は運転を選択した。

 距離があるぶん交通渋滞のリスクもある。あの独特の疲れを出さないためにもちゃんと休憩をとりながら走ろう。仕事の余力を残さねば。そう思って当日ハンドルを握る。

 しかし懸念通りの交通渋滞だ。絶対会場に遅れてはいけない焦りがアクセルを踏ませ続けた。結果、休憩をとりそこねたまま現地に到着した。

 行程表では1時間前に入り、打ち合わせ、とある。

 「なにが1時間前だ」と毒づく。

 シンポジウムやトークショーではない。一人ただただしゃべる講演だ。現地でする打ち合わせは「司会がどーぞ、と言ったら登場してください」とか、「プロフィールを読み上げる間、パイプ椅子に座ってください」とかだ。

 これ、1分で済む。いや百歩譲ろう。3分で済む。だがよく言われるのが1時間の打ち合わせ。

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「この国に「お・も・て・な・し」はできるのか?」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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