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日産、電子ハンドルリコールの波紋

自動運転時代へのハードル

2013年12月26日(木)

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 対象台数はわずか23台。だが、その小さなリコールが、自動車業界で静かな波紋を呼んでいる。

 日産自動車が今年8月に北米市場で発売した高級車ブランド「インフィニティ」の新製品「Q50」。12月16日、米NHTSA(運輸省高速道路交通安全局)は、日産が同車のリコールを届け出たことを明らかにした。同製品は来年2月末、日本で新型「スカイライン」として発売される予定。既にリコール対応は完了しており、日本で発売するスカイラインへの影響はないという。

新型スカイライン(「インフィニティQ50」)

 今回のリコール台数は、極端に少なかった。米国ではリコール対象の装備が、オプションとして発売されており、装着車がまだ限定的だった。「ダイレクトアダプティブステアリング」、一般的には「ステア・バイ・ワイヤ」と呼ばれる装備がそれだ。加えて、問題が発生した生産ロットも特定できていた。

 ステア・バイ・ワイヤは、自動車の操舵方法を根底から変える技術として注目を集めている。これまで自動車では、ドライバーがハンドルを回す角度や力をシャフトと呼ぶ部品を通じて、機械的に前輪車軸に伝えていた。こうしてタイヤの角度を変え、進行方向を制御する。だが、この仕組みには避けがたい問題があった。

 道路のデコボコなどでタイヤが受ける反力を、直接ハンドルに伝えてしまうことだ。いわゆる「ハンドルを取られる」という現象は、ここに起因している。

コメント4件コメント/レビュー

意味不明だ。自動運転車というのはあらゆるクルマの挙動をコンピュータでコントロールするという意味だ。ドライブ・バイ・ワイヤ技術がなければ自動運転車は実現しないが、ステア・バイ・ワイヤはその一部分でしかない。◆そもそもステア・バイ・ワイヤは正しいフィードバックを操舵者に与える必要がある技術でこれを採用したから「ハンドルが取られない」とか「運転していて疲れない」というのは全くの出鱈目である。ロードインフォメーションが操舵者に正しくフィードバックされていないとしたらそのこと自体が危険性を高めるため、絶対にあってはならないことだ。◆日産のみが自動運転車に前のめりというのは全くの事実誤認で、メルセデスもボルボも技術競争に躍起である。またロボットカーとは全く関係なくドライブ・バイ・ワイヤ技術の採用事例も他にも多数ある。◆ステア・バイ・ワイヤを搭載した車をリリースしたのが自動運転と関係があるわけではない。単に高級車に相応しいオプション装備として設定したとしか考えられない。日本での全車装着は全車ハイブリッドの設定であることと無関係ではないだろう。◆結局、ステア・バイ・ワイヤのみを取り上げて特殊な技術であるかのような主張をするので変なことになる。(2013/12/26)

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「日産、電子ハンドルリコールの波紋」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

意味不明だ。自動運転車というのはあらゆるクルマの挙動をコンピュータでコントロールするという意味だ。ドライブ・バイ・ワイヤ技術がなければ自動運転車は実現しないが、ステア・バイ・ワイヤはその一部分でしかない。◆そもそもステア・バイ・ワイヤは正しいフィードバックを操舵者に与える必要がある技術でこれを採用したから「ハンドルが取られない」とか「運転していて疲れない」というのは全くの出鱈目である。ロードインフォメーションが操舵者に正しくフィードバックされていないとしたらそのこと自体が危険性を高めるため、絶対にあってはならないことだ。◆日産のみが自動運転車に前のめりというのは全くの事実誤認で、メルセデスもボルボも技術競争に躍起である。またロボットカーとは全く関係なくドライブ・バイ・ワイヤ技術の採用事例も他にも多数ある。◆ステア・バイ・ワイヤを搭載した車をリリースしたのが自動運転と関係があるわけではない。単に高級車に相応しいオプション装備として設定したとしか考えられない。日本での全車装着は全車ハイブリッドの設定であることと無関係ではないだろう。◆結局、ステア・バイ・ワイヤのみを取り上げて特殊な技術であるかのような主張をするので変なことになる。(2013/12/26)

ステア・バイ・ワイヤの技術が自動運転車の構築にある程度役立つことは間違いないと思いますが、ステア・バイ・ワイヤと自動運転車の間にはほとんど関係が無いというのが実際のところと考えます。そもそも自動運転システムを作ることが第一の目的であるなら、インフィニティQ50に採用されているようなステア・バイ・ワイヤ(=操縦者が自身の意志で自身の手を使ってステアリングホイールを動かす仕組み)に注力することはほとんど無駄と言ってよいでしょう。ステア・バイ・ワイヤの肝は“マンマシンインタフェイスをどの様に作り込むのか”という部分にあって、その最大要素の一つこそが“擬似反力などにより運転者に操作感を伝えること”です(決してオマケの様なものではありません)。目的地(と経路)以外について、人間の意志を必要としない自動運転には操縦上のMMインタフェースが不要ですから、その点では自動運転システムの方が遙かに容易に構築できます。交通ルールを守るとか予測を含めた状況判断といった要素を除けば、自動運転(自律運転)は既に相当なレベルにまで到達しています。実験車とはいえ、自動運転車両の公道走行を認めている国があることは一般のニュースレベルの知識でしょう。技術コンテスト等で、荒れ地を自動運転車が相当な速度で走り回っている映像を御覧になったことはありませんでしょうか?ああいった車両の多くは、ステア・バイ・ワイヤではない一般市販車の操舵システムをモーターで動かしているだけです。デコボコ道で思い通りに進めない自動運転車が使い物にならないのは当たり前ですが、>ステア・バイ・ワイヤは、自動運転車にとって>欠くべからざる要素技術なのだ。などということは決してありません。ステア・バイ・ワイヤ技術の最大のメリットは、車体設計上の制約の排除と軽量化にあるとメーカーの方が発言していたのを聞いたことがあります。同時にその方は、フェールセーフ機構として従来型の機械式伝達経路を残す必要があるのなら、ステア・バイ・ワイヤに魅力はほとんど無いとも言っていました。記者でいらっしゃるなら、この辺のことをメーカーの設計者に直接確認するのがよいと思います。(2013/12/26)

多くの世界初(不要とも思える)を生み出してきた日産自動車ならではの問題であり、。技術立国といわれた、今の日本の共通の悩みだと思います。経営における数字ばかりが重視され、現場における物作り(創作)の技術者が軽視されてきた結果が、いまの日本ではないでしょうか。(2013/12/26)

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