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存在感を示し始めたインドの武器輸出

日本の武器外交のパートナーになる可能性

2014年1月8日(水)

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 12月にインドの空母について書いた(関連記事「インドの新しい空母が持つ戦略的意味」)。「ヴィクラマディティア」――ロシア海軍が保有していた旧アドミラル・ゴルシコフをロシアで改造したものである。搭載機(ミグ29)もロシアから購入した。

 この空母に代表されるように、インドは武器輸入大国である。インドは現在、戦闘機800機、艦艇100隻、戦車2000両を購入中であるが、輸入やライセンス生産が中心だ。

 一方で、インドの武器輸出は有名ではない。かつて、インドの武器製造能力は低く、多くの国がインドから武器を購入しようとは思わなかったからだ。しかし、最近、輸出においても存在感を見せ始めている。

 例えば東南アジアで活発な動きがある。フィリピンがインド製フリゲート艦2隻の購入を検討し始めた。ベトナムはインド製の哨戒艦4隻の購入を決めた。ベトナムはさらに、インドとロシアが共同開発したブラモス巡航ミサイルの購入を検討している。

 インドネシアも、自国が保有する戦闘機「スホーイ30」(ロシア製:図1)の整備をインドに依頼することを決めた。ミャンマーもインドが開発した潜水艦用ソナーを輸入する。

 さらにインドは、アフガニスタンにもインド製ヘリコプター3機を供与するとともに、アフガニスタンの武器整備工場をロシアと共同で復旧させる。こうした動きは、まだ始まったばかりである。検討段階のものも多い。しかし注目すべき動きだ。

 このようなインドの対アジア武器輸出外交を見ると、3つの特徴が浮かび上がる。1つはロシアとの協力関係である。2つ目はアメリカの対東南アジア戦略との一致。3つ目は、アメリカの対アフガニスタン戦略との一致だ。これらは日本にとってどのような意味があるのだろうか。

図1:スホーイ30戦闘機(インド空軍)
(写真:Wikimedia Commons

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「存在感を示し始めたインドの武器輸出」の著者

長尾 賢

長尾 賢(ながお・さとる)

東京財団研究員

2001年、学習院大卒。自衛隊、外務省勤務後、学習院大学大学院でインドの軍事戦略を研究、博士取得。現在、東京財団と日本戦略研究フォーラムの研究員、学習院大学非常勤講師。専門は安全保障、インド

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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