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日本語に「自分撮り」あれば、英語に「セルフィー」あり

ITがもたらした、類似概念の多発現象

2014年1月28日(火)

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 突然ですが、英語の代表的辞書の1つである「オックスフォード辞書」のオンライン版で「google」というキーワードを検索してみましょう。ブラウザの画面には、googleが動詞(verb)である旨の説明が出てきます。語釈の欄には「search for information about (someone or something) on the Internet using the search engine Google(検索エンジンのグーグルを用いて、情報を探すこと)」とあります。

 例文も載っていました。「on Sunday she googled an ex-boyfriend」とあったのです。和訳すると「彼女は日曜、元カレについてググった」となるでしょうか。

 さて筆者は、前段落の和訳で「ググる」という動詞を使いました。英語でGoogleが動詞に変化したのと同様に、日本語でもグーグルが動詞に変化しているわけです。

 面白いことに、ググるを項目として採用している国語辞典も存在します。例えば「大辞泉」(小学館)のウェブ版もその1つ。「グーグルのサーチエンジンを使って言葉や画像を検索する」という語釈を載せています。

 情報通信技術が発達した現代では「異なる文化圏で、似たような時期に、似たような概念や言葉が普及する」ことが少なくないようです。さらに言えば「ある文化圏から別の文化圏に概念や言葉が伝わる」だけでなく、「複数の文化圏で似たような概念や言葉が同時期に誕生する」こともあるようです。英語のgoogleと日本語のググるはこの好例と言えるでしょう。

 そこで今回の「社会を映し出すコトバたち」は、英語と日本語で同時期に誕生した「似た概念の言葉」を特集します。英語圏でも日本語圏でも、人々が似たようなことに興味を持つことを、ぜひとも実感してみてください。

自分撮り~英語でようやく流行語に~

 2013年の終わりごろ「英語でselfie(セルフィー)という言葉が流行語になっている」とのニュースが伝わりました。オックスフォード辞書を発行するオックスフォード大学出版局が、2013年の「今年の言葉」として「セルフィー」を選んだ、というのです。セルフィーとは、自分で自分自身を撮影した写真を意味します。

 英語圏では2013年、セルフィーに関連する幾つかの話題が盛り上がりました。例えばネルソン・マンデラ氏の追悼式(2013年12月10日)では、イギリスのキャメロン首相が、アメリカのオバマ大統領とデンマークのシュミット首相に挟まれた状態でセルフィーを撮影。この姿が報道を通じて広まってしまい「場をわきまえよ」とする批判の声が上がりました。このほかローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が若者のセルフィーに付き合って写真に収まった出来事も、ネット上で大きな話題になりました。

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「日本語に「自分撮り」あれば、英語に「セルフィー」あり」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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