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オランド仏大統領がサプライサイドへ経済政策を転換か

  • 渡邊啓貴

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2014年1月31日(金)

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 1月25日、フランスのフランソワ・オランド大統領は同棲中のパートナー(事実婚の妻)、バレリー・トリエルベレールさんとの共同生活を打ち切ったと発表した。事の発端は10日発売の芸能誌『クローザー』がすっぱ抜いた女優のジュリー・ガイエさんとの密会・熱愛報道であった。

 トリエルベレールさんは48歳。ジャーナリスト出身で、同大統領が2012年に大統領に就任する以前から事実婚の関係にあった。同棲者をパートナーに持つ未婚の大統領は現在の第五共和制において初めてのこと。「ファーストレディ」の定義について一時期、物議をかもした。

 しかし、ある調査では、フランス人の84%が今回の事件は「大統領のイメージに影響しない」と考えている。男女関係の認識については、ピューリタン的な精神風土を持つアングロ・サクソンの国と大きな違いがある。

 今から20年ほど前、同じく社会党のミッテラン大統領(当時)は、記者会見で「隠し子(当時パリ大学の学生)」の存在を指摘された時、「それで(どうなのですか)」と答えた。質問した記者の方が絶句してその話はおしまいになったというエピソードを持つお国柄である。

 オランド大統領は以前、別の女性、セゴレーヌ・ロワイヤルさんと長い間、事実婚の関係にあった。ロワイヤルさんは社会党の有力者で、2007年の大統領選挙では社会党の候補者となった女性だ。2人の間には4人の子供がある。ロワイヤルさんとトリエルベレールさんが激しく対立したことは有名だ。2013年の下院選挙では、トリエルベレールさんがロワイヤルさんの対立候補を支持し、ロワイヤルさんは落選の憂き目を見た。しかし今度は、自分が煮え湯を飲まされる格好になった。オランド大統領周辺の女性たちはどうも幸福ではなさそうだ。

フランス経済の苦衷

 オランド大統領は1月14日の記者会見で、「誰もが私生活では試練に出会う。今がつらいときだ」と語った。だが、オランド大統領が苦境を強いられているのは私生活だけではない。フランスという国の舵取りでも苦闘を強いられている。

 オランド大統領は2012年5月の大統領選挙における公約で、メルケル独首相とサルコジ前仏大統領が進める緊縮優先政策に対抗して、投資・成長優先政策を推進すると主張。選挙前に調印されたEU緊縮財政協定について再交渉・見直しすることを選挙公約に掲げた。中小企業を対象とする投資銀行の改革や、富裕税を引き上げることで、15万人の雇用創出、年金改革(60歳満額支給)などの社会保障を実現すると約束した。

 しかし実際のところオランド政権の諸政策は今ひとつ成果が上がっていない。オランド大統領は歴代大統領の中で最も早く人気が下降する大統領となった。その理由はひとえに経済政策が成果を上げていないことにある。オランド大統領は折に触れて「成果が出るのを待ってほしい」と言い続けている。

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