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流行としての「ブラック概念」を探る

ブラック○○に共通する傾向とは?

2014年2月18日(火)

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 先日コンビニの店内を歩いていた時に、ふと、週刊誌の見出しが目に入りました。筆者が気になったのは「ブラック稼業」というキーワード(扶桑社・SPA!2014年2月4日号「ブラック稼業の給与明細」)。記事の内容は、詐欺、薬物販売、賭博など闇ビジネスの従事者がどれだけ稼いでいるのかを紹介したものでした。

 最近、雑誌やインターネットなどメディアで「ブラック○○」という語形を多く見かけるようになりました。「ブラック企業」が流行語となったことから、恐らく、その語形を真似た表現が急増したのでしょう。

 そこで今回の「社会を映し出すコトバたち」は、ブラック○○という語形の複合語について分析します。

 そもそもブラック○○型の複合語にはどのようなキーワードがあるのか。流行の契機となったブラック企業はどのように浸透してきたのか。ブラック企業の登場を受けて誕生したと思われる複合語にはどんなものがあるのか。それら新種の複合語に共通する特徴は何か、について分析してみましょう。

ブラックと言えば?(1)黒いもの、黒人、高級感

 まず話の前提として、ブラック○○という形の複合語にはどんなものがあるのか――もっと言えば、どんな種類があるのか――を調べてみましょう。

 辞書を調べてまず目につくのは「色が黒いもの」を表す複合語です。例えばブラックタイ(ネクタイ)、ブラックバス(魚)、ブラックペッパー(胡椒)、ブラックベリー(小果類)、ブラックボード(黒板)などの言葉があります。ブラックは色を表す言葉なので、これらの複合語が存在するのは当然でしょう。

 またブラック○○は「黒人」に関係する物事を表す場合もあります。例えばブラックパワーと言えば、1960年代の米国で黒人が人種差別の撤廃などを訴えた公民権運動のことを指します(関連語のブラックパワーサリュートに関しては、本誌バックナンバー「キーワードで振り返るオリンピック(前編)」をご参照ください)。

 さらに「高級感」を表す複合語もあります。例えばブラックカードと言えば、クレジットカードのうち、最高級のサービスを提供するカードを示します。特にアメリカン・エキスプレスのブラックカード(正式名称はアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード)が有名ですね。

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「流行としての「ブラック概念」を探る」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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