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消えたホンダ販売店の2月

電子制御リコールの深刻な波紋

2014年2月25日(火)

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 昨年9月の新型「フィット」発売以降、販売台数を伸ばし続けていたホンダ。消費増税を目前に控えた2月、予想と裏腹に販売現場の勢いは急失速した。関東・甲信地域を襲った大雪、そしてフィットで3度目という異例のリコールが理由だ。

 「2月は忙しくなるぞ」。関東にあるホンダ販売会社の社長は今月始め、そう社員を鼓舞した。主力の小型車「フィット」を発売した2013年の9月以降、受注台数と売り上げはうなぎ上りだ。12月には小型SUVの「VEZEL」も加わった。「消費増税の前に買いたい」というお客さんは少なくない。こういう時期こそ円滑にクルマを届けるのが店の役目だと息巻いていた。

 この店に限らず、多くのホンダの販売会社が同じ思いを抱いていた。日本自動車工業会の統計データによれば、ホンダの国内販売台数(登録車と軽自動車の合計)は昨年11月から今年1月まで3カ月連続で増加。季節要因を除くために直前1年間の移動平均値でみると、昨年8月から右肩上がりが続いているのがはっきりとわかる。2月、3月とこの勢いはいっそう増すだろう、と誰もが疑わなかった。

ホンダの国内販売をけん引してきた「フィット」
ホンダの国内販売は1月まで増加基調

   しかし、その目論見は大きく外れることになる。最初に流れを狂わせたのは2月8日(土)から9日(日)にかけて関東地域に降り積もった大雪だ。

 8日の午前中。冒頭の販売店では、時間が経つごとに白一色になっていく外の景色を見ながら、スタッフが手分けして顧客に電話をかけた。「今日の点検、ご無理なさらないで下さいね」「明日の納車は日付をずらしましょうか、11日も祝日ですしね」。この週末、予約のあった20数組の顧客はほとんどが来店をキャンセルした。店自身も、交通手段の危うい従業員を早めに帰宅させた。

 幸いにも雪は9日から徐々に溶け始めた。11日の建国記念日の天気予報は晴れ。「すぐに挽回できそうだ」。ほっと胸をなでおろしたのも束の間だった。

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「消えたホンダ販売店の2月」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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