• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「じいじ」と「ばあば」のコトバ図鑑

祖父母と孫の「今どきの関係」とは?

2014年3月25日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 いよいよ新入学シーズン。もうすぐ街角で、真新しいランドセルを背負った新1年生の姿が見られるようになります。

 さて近年、子供関連の報道でよく登場する話題が「ランドセル商戦」の話。商戦の開始時期が前年のお盆にまで早まっている、という話題です。お盆と言えば、帰省した孫が祖父母に久しぶりに会うタイミングでもあります。そこで入学を控えた孫のために、祖父母がランドセルの品定めを行うようになったわけです。そのニーズに小売店が応えるようになりました。

 このように祖父母と孫の関係性を巡って、近年様々な新しい現象が見られるようになりました。そこで今回の「社会を映すコトバたち」は「祖父母と孫を取り巻く新語」を特集してみたいと思います。今どきの祖父母と孫の人間関係は、一体どんな関係なのか。新語を通して探ってみましょう。

近居~会いたい時に会える~

 まず祖父母と孫の関係を探るための「3つの基本ワード」を紹介します。いずれも既視感のある言葉ですが、祖父母と孫の関係を考える上での良い軸足となります。

 まず取り上げたいのが「近居」という言葉です。新明解国語辞典(三省堂)の第7版は以下のように説明しています。「〔近接居住の略〕親子などが同居せず、距離の近いところに別別に住むこと」。ということは、近居とは祖父母世代と「孫」世代が近くに住む状態でもあります。

 近年、近居を選択する世帯が増えているようです。少し古いですが「平成19年版国民生活白書」(内閣府・2007年)にデータが載っていました。

 そもそも祖父母世代と親世代の同居率は、1990年には52.5%もあったのに2005年には23.3%にまで低下しています。いっぽう別居世帯のうち近居(祖父母世帯と親世帯の移動距離が1時間以内)を選択する割合は、1994年は58.7%だったのに対して、2007年には67.5%まで増加しています。

 この傾向の背景について白書は次のように分析しています。「親世代と適度な距離感とプライバシーを保ちながらも、困った時には 助け合ったり、機会があるごとに一緒に行事を楽しんだりするような関係が構築されている」。つまり会いたいときに会えるのが、今どきの祖父母世帯と親世代の関係なのです。これは祖父母世代と孫世代の関係にも言える話です。

シックスポケット~少ない孫に愛情が集中する~

 3つの基本ワードの2つめは「シックスポケット」です。マーケティングの世界で有名な言葉の1つです。

 デジタル大辞泉(小学館)はシックスポケットの意味を次のように説明しています。「1人の子供に、両親と双方の祖父母の合わせて6個の財布から、金が注がれること。少子時代を反映した言葉」。

コメント0

「社会を映し出すコトバたち」のバックナンバー

一覧

「「じいじ」と「ばあば」のコトバ図鑑」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

プロフェッショナルとして、勝負どころで安易に妥協するなら仕事をする意味がない。

手嶋 龍一 作家・ジャーナリスト