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「会員権バブル」が始まった

「マンション」の次は「会員制リゾート」

2014年3月28日(金)

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アベノミクスと賃上げの効果が、リゾート会員権市場に波及し始めた。
富裕層がターゲットの高額物件は完売が相次ぎ、中間所得層が狙う中古市場も枯渇し出した。

新たにリゾート会員権ビジネスに乗り出す企業も出現。
しばらく停滞が続いていた業界は活気を取り戻しつつある。

東急ハーヴェストクラブの「VIALA annex 熱海伊豆山」

 「周囲の会員権ビジネスに勢いが出ている中で、弊社でもやろうという雰囲気になった」

 名古屋の建設会社、東建コーポレーションの担当者はこう明かす。同社は今年に入って会員制リゾートホテル事業への参入を表明した。三重県桑名市にある「東建多度カントリークラブ・名古屋」のクラブハウスに隣接する場所に、7階建てのリゾートホテルを建設し、2015年春の開業を目指す。

 1室当たり82平方メートルの広さ。販売価格や販売口数は未定だが、数百万円を想定している。

「高いものから売れていく」

 リゾート会員権市場がにわかに活気づいている。企業業績の好転による賃上げムードの高まり、そして株高によって個人投資家の「次なる目先」がリゾート会員権市場に向き始めた。このマインドの高まりに企業側も新規会員獲得に動き出している。

 「高いグレードから売れていく」。会員制リゾート大手、東急不動産はかつてのバブル期のような売れ方に目を丸くする。

 会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ」でも、よりラグジュアリーで知られる「VIALA annex 熱海伊豆山」は2011年の工事着工と同時に販売を開始したが、2013年8月の開業後に問い合わせが増加。開業から半年余の3月に完売した。

 続けて、今秋に開業する京都・鷹峯のリゾートホテル(総客数133室)も販売を進めているが、順調な滑り出しを見せているという。通常、リゾート会員権の完売のペースは開業から1~2年ほどと言われるから、足元の消費者の動きはかなり早いといえる。

 「VIALA annex 熱海伊豆山」の場合、相模湾が一望できるロケーションで、客室数は47室。すべて60平方メートル以上の広さがあり、最もハイグレードなシグネチャースイートは最大120平方メートル。すべてにオーシャンビューの温泉露天風呂が付いている。夏季には熱海の打ち上げ花火大会が風呂に浸かりながら、独り占めできるぜいたくな空間だ。ペットとの宿泊が可能な部屋も備える。

 会員権販売価格はおよそ1000万円(最終募集価格、平均850万円)。1室当たりの会員数は12口だから、東急不動産は計564口分を売り切ったことになる。

VIALA annex 熱海伊豆山のシグネチャースイート

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「「会員権バブル」が始まった」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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