• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

消費税8%、その瞬間の銀座は?(前編)

4月1日午前0時を迎えた「夜の町」を取材した

  • 日経ビジネス消費増税取材班

バックナンバー

2014年4月1日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

■シーン1:銀座8丁目の高級クラブ街

 薄暗い店内で、大きな胡蝶蘭が頭を垂れている。

 「ささ、こちらへ」。五十路に入ったとおぼしきママが、ソファ席へと促す。深いスリットの入ったドレス姿のホステスが隣に座る。場に慣れていない記者は若干うろたえて、目線を天井へと泳がせる。

 銀座8丁目の雑居ビルにある「会員制クラブN」に入ったのは、3月31日午後11時15分。この店の客単価は2万円程度と、銀座ではさほど高い部類ではない。

 15席ほどある店内で、記者のほかに客は1人だけ。この男性の傍らには高級シャンパン「ドンペリニヨン」が置かれ、ホステスから「社長さん」と呼ばれている。

ドンペリ、ドーン

「ウチはポッキリ料金よ」

 この日、記者は知人を通じて、事前に「消費増税についての話がしたい」と店側に伝えていた。銀座のクラブの料金体系は、不明瞭なところも多く、客によっても基本料金が異なる場合がある。

 ママは声を潜めて、話し始めた。

記者:「間もなく4月1日だけれど、いつ増税分を料金に上乗せするの」

ママ:「乗せないわよ。ウチはポッキリ料金よ。(お隣さんのように)特別なお酒や料理を頼まない限り、1人1万5000円。3%分きっちり上げるなんて、せこいことできるわけないじゃない。かといって1000円単位で上げると便乗値上げって言われる。評判落とすだけだわ。それでなくても、最近客入りは厳しい。でも税理士はちゃんと料金に増税分を転嫁しろと言って、うるさいわ」

記者:「(店で提供する酒を)買いだめした?」

ママ:「してない。客も入らないのに在庫を増やしても仕方ない。その辺は、取引先の酒販店とうまく交渉しているから」

コメント3

「ニュースを斬る」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック