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木は次世代素材の主役になれるか

紙だけでない、意外な用途も

2014年4月8日(火)

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 「この苗と向こうの苗を掛け合わせれば良い結果が生まれるかもしれない」「マーカーの数値は悪くないですね」

 日本列島の裏側にあるブラジル・アマパ州。日本製紙子会社、アムセルのユーカリ植林地が広がるこの地で、バイオ燃料に最適な木の育成に関する研究が進められている。

 自然由来のバイオ燃料は環境負荷が小さく、世界各国が開発に力を入れている次世代エネルギーだ。代表格はとうもろこしやサトウキビなどを原料とする食料系のバイオエタノール。北南米では既に、乗用車やトラックのガソリンに一定量のバイオエタノールを混ぜて使用することが義務づけられている。ただバイオ燃料の利用が増えたため、本来の主用途である食料向けの価格が高騰し、問題視されている。

 そこで注目が集まっているのが、非食料系の原料を使ったバイオ燃料。特に事業化への期待が高いのが、木の主成分であるセルロースの活用だ。富士経済の調査では、2013年のバイオ燃料の世界の市場規模は7560億円。今後は非食料系の供給量が増え、2030年には2013年比16倍の11兆8800億円に急拡大するとみられている。

製紙各社は国内外に広大な植林地を持つ

セルロースを燃料に変える

 こうした動きを受け、日本ではこのほど、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が非食料系のバイオ燃料製造の要素技術開発事業として日本製紙のほか、花王、日揮などの研究を採択。2020年までに食料系のバイオエタノールと「競合可能な製造コスト」での生産を目指すことを決めた。

 ガソリン代替への期待が高い次世代バイオ燃料開発という国家プロジェクトに参加した日本製紙。同社が取り組むのが、燃料にしやすいセルロースを多く含んだ優良木の育成技術だ。

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「木は次世代素材の主役になれるか」の著者

林 英樹

林 英樹(はやし・えいき)

日経ビジネス記者

大阪生まれ。神戸大学法学部卒業後、全国紙の社会部記者として京都・大阪で事件を取材。2009年末に日本経済新聞社に入り、経済部で中央省庁担当、企業報道部でメディア・ネット、素材・化学業界などを担当。14年3月から日経BP社(日経ビジネス編集部)に出向し、製造業全般を取材している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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