• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「怒っている相手にほど微笑め」の真意とは

大人しい部下ばかりが揃うのは誰のせい?

2014年4月11日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 ご相談

怒るとすぐ顔に出ると指摘されます。どこがいけないのでしょう。(30代女性)

 遙から

 「怒ったら負けやで」とは、長年働き続けてきた友人女性から私への助言だった。「怒っている相手にほどな」と続けた。

 「微笑むんや」

 そんな芸当できるか、と、鼻でフンッと息を吐いた私だった。私は自分自身の感覚ではかなり辛抱強く他人と接しているつもりだが、他人から言わせると「直球で相手に怒りを隠さない」タイプなのだという。自覚と他者評価とは不思議なほど合致しない。

 昨今、働くベテラン女性が増え、そういう女性たちと共に仕事をする機会も増えた。彼女たちに総じて感じることは…。

直球の怒りは、しんどい

 ずいぶん直球で怒るのだなぁ、ということ。ちょっと前まで自分が言われていたことだ。

 それぞれの女性たちに言い分がある。自信と確信に満ちた背景からくるピュアな怒りゆえに、その多くが“断定系”の表現になりがちだ。「それは〇△□ということなんです!」と語気が荒かったりもする。それを若さと意欲という解釈もできようが、直球の怒りを目の当たりにしてみると、過去、私自身に助言した友人の気持ちが分かる気がした。

 “しんどい”のだ。

 怒りのあまり選ぶ言葉も厳しい種類のものになる。「つけあがっている」とか「図に乗っている」とか「わけわからん」「2度と一緒に仕事しない」などなど。

 怒るほどに正当化された物語が本人の中にでき、その物語の中で怒り自体がさらに正当化され強靭さに磨きをかける。そしてどんどん恐いキャラになっていく。その人物を怒らせているのは、おそらくはその人物が大切にしている“正しさ”であり、“正しくない”“間違っている”と感じるから怒るのだろうが、ビジネスに正しさってそれほど大切なものだろうか、と、とんでもない疑問が湧いたりしてしまう。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

一覧

「「怒っている相手にほど微笑め」の真意とは」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授