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キヤノン、ロングセラーの憂鬱

好調な日本市場にも影

2014年4月21日(月)

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 2013年のデジタルカメラ世界販売でキヤノンがシェア首位となった。しかし、スマートフォン(スマホ)の普及などを背景にカメラ市場は縮小が続く。唯一好調と言える日本市場も決して先行きが明るいわけではない。

最も売れている一眼レフカメラ「EOS Kiss X5」(東京都新宿区のビックロ)

 「市場縮小が一過性のものなのか、それとも消費者ニーズの変化なのか、正直分からない」

 キヤノンの関係者は深いため息をつく。ここで指しているのは、すでにスマホに市場が侵食され始めているコンパクトデジタルカメラではなく、一眼レフカメラやミラーレスなどレンズ交換式カメラのことだ。

 CIPA(カメラ映像機器工業会)によると、2013年のレンズ交換式カメラの出荷台数は2012年比15%減の1713万台。現行の統計方式に変更した2003年以降で初めてのマイナス成長となった。主要因は欧州、米国、アジアなど海外での販売減少。この3地域はそれぞれ2割前後市場が縮小している。「長引く景気低迷の影響」とする声もあるが、「本当にそれだけなのか」と懐疑的な見方も多い。今回キヤノンはレンズ交換式で11年連続シェア首位だったと発表したが、決して手放しで喜べる市場環境ではない。

 そんななか、驚くことに日本市場は絶好調だ。

 CIPAによるとレンズ交換式カメラの販売台数で、日本は2012年比27.4%増と大幅に伸びた。他市場と比較しても際立っていい。新製品効果に加え、スマホなどの普及で写真に触れる機会が増え、写真に興味を持つ若者が増えたことなどが一因と言われている。なぜ日本市場だけが、という疑問も残るが、カメラメーカー各社にとって頼みの綱となる数少ない市場の一つだ。

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「キヤノン、ロングセラーの憂鬱」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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