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ファナックの黄色くないロボット

企業カラーを逸脱した理由

2014年4月22日(火)

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ファナックのロボットは通常は黄色い(撮影:都築雅人)

 マクドナルドは赤字に黄色、吉野家はオレンジ、ローソンは青…。外食チェーンやコンビニエンスストアについて考えるとき、それぞれの店が使っている色が思い浮かぶことは少なくない。青い看板の文字がはっきりと見えなくても、「2つ先の交差点にローソンがある」と察する人も多いだろう。それだけ、色は企業を表す重要な要素と言える。

 産業機器の業界でその効果を徹底的に利用したのが、ロボットや工作機械用のコンピューター(NC装置)で高い世界シェアを持つファナックだ。BtoB(企業と消費者間)の企業なので、先に挙げた流通各社ほど一般に知られているわけではないが、ファナックに関わるモノはことごとく黄色い。

 代表例が日産自動車やスズキ、いすゞ自動車の工場でクルマを組み立てているロボットだ。工場見学で見たことがある人もいるかもしれない。このほかにも、大田区や東大阪市の町工場には扉の黄色いファナック製の工作機械がよく置いてある。機械の修理にやってくるサービス員のクルマも黄色いし、本社で働く社員の制服も黄色い。山梨県忍野村にある工場群の外壁も鮮やかなまでに黄色いし、来客用のおしぼりや弁当の箸袋も黄色だ。

ファナック製工作機械の扉も黄色い(撮影:五十嵐隆裕)
社屋も黄色い(写真はミニチュア模型)
制服も黄色い

 こうした徹底ぶりにより、工場の生産技術者などモノ作りに携わる人は大抵、この色を見るだけでファナックという企業を思い浮かべるようになった。日本だけでなく、米国の自動車会社や欧州の機械メーカー、中国や台湾のEMS(電子機器の製造受託サービス)にとっても、「ファナックと言えば黄色」「黄色と言えばファナック」だ。どの国の機械見本市でも、黄色い方角を目指せばファナックのブースにたどり着く。

 同社の関係者によれば、創業初期は黄色くない商品もあったが、今は食品工場向けの白い搬送ロボットなどを除けば黄色が徹底されているという。そして、約5000人の顧客を招いて毎年4月に本社で開く「新商品発表会」は、これらの黄色が一同に会する場だ。

 しかし、今年は例年とは違った。

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「ファナックの黄色くないロボット」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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