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ビット経済やビットコインの「ビット」って何?

ビット表現から見える情報化社会の潮流

2014年5月13日(火)

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 今年、これまでの重大ニュースの1つに、マウントゴックスという企業の経営破綻がありました。同社が仮想通貨「ビットコイン」の取引所であったことから、大きく注目されました。

 ビットコインの仕組み、関連ニュース、分析については本サイトの特集ページにまとめてあります。門外漢の筆者が詳細に言及するのは避けることにしましょう。

 ビットコイン相場は執筆時現在でも1ビットコイン=450ドル程度を維持しています。ちなみに相場の最高値は1231ドル。マウントゴックス破綻前の相場は1000ドル弱。破綻直後の相場は260ドルまで暴落しました。そんな相場の乱高下を経ながらも、ビットコインに対する「信用」は現在も450ドル程度は存在するのです(相場情報はXE.comによる)。ビットコインは現在も金融・経済の分野で注目の的なのです。

 さて今回筆者が注目したいポイントは、ビットコインという「命名」にあります。ビットコインの正体は改竄が困難なデータです。そのような電子的存在(物理的実体のない存在)について、情報の単位名である「ビット」という名前を与えているわけです。どうやらビットという言葉は「情報の単位」という意味だけでなく「電子的存在を象徴する」役割も備えているようです。

 今回の「社会を映し出すコトバたち」のテーマは「ビット」です。ビットという情報単位名がどのように誕生したのか。その単位名がどのような経緯で電子的存在を象徴するようになったのか。ビットという命名から情報化社会のどんな潮流が見えてくるのか。分析してみることにしましょう。

情報単位としての「ビット」

 そもそも情報の単位としての「ビット」という名前は、どのように誕生したのでしょうか。

 コンピューターが登場する以前から、英語にはbit(ビット)という単語が存在しました。少々、少量、小片などを意味します。とても小さいことを意味する「little bit」は慣用句として有名です。

 いっぽう情報単位としてのビットは、その「誕生日」がはっきりと分かっています。米国のベル研究所に所属していた数学者のジョン・テューキーが、コンピューターの設計・開発に当たっていた1947年1月9日に以下のような主旨のメモを残したのです。「“binary digit”を短縮して“bit”とする」。binary digitとは2進法の数字のこと。これを略したのがbit(ビット)だったわけです。

 ここで2進数(2進法)について簡単に復習しましょう。

「社会を映し出すコトバたち」のバックナンバー

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「ビット経済やビットコインの「ビット」って何?」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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