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タイ、国軍に期待集まる異常さ

平静に見える裏で広がる危機

2014年5月23日(金)

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 タイ国軍は5月22日の午後4時半、秩序回復を目的に全権を掌握したと宣言した。憲法は停止され、2006年から8年ぶりのクーデターとなった。ASEAN(東南アジア諸国連合)の中核国であるタイの混乱が周囲に伝播すれば、日本企業のアジア戦略にも大きな影響を及ぼすことになる。

バンコク市内では空港や主要幹線道路に国軍が出動し、治安維持にあたる(写真:ロイター/アフロ)

 だが、今のところ現地は意外に平静さを維持している。

 タイ中部チョンブリー県にあるレムチャバン港。周囲に自動車メーカーの工場が集積し、アジアの「デトロイト」とも呼ばれる。レムチャバン港近くにある三菱自動車の工場は22日、23日ともに夜勤(夜から翌朝までの勤務)も含めて通常通りの操業が続いた。レムチャバン港は首都バンコクから南に130kmも離れており、軍事クーデターの影響は限定的だ。

 国軍は午後10時から翌午前5時まで夜間外出禁止令を発令しているが、工場関係者や空港・病院に行き来する人は除外されている。

 タイではタクシン元首相派と反政府派の対立が激化し、1年近く混乱が続いてきた。現時点では軍事クーデターの影響は大きく広がっていないように見える。ベアリング大手のミネベアはタイ国内で5カ所の工場を操業しているが、「現時点では現地のオペレーションに大きな影響はなく、生産活動や出荷などの業務も平常通り」(広報部)。同社は、高級スマートフォン向けの部品需要が旺盛で、タイ工場でフル生産が続いている。

 実は、国軍の登場を心待ちにしていたかのような雰囲気があった。バンコク市内の中心地に位置するルンピニー公園はこれまで反政府派が陣取り、1~2週間前までは銃撃や爆発の危険性があった。周辺はタイの金融街であるため通勤もままならなかったが、国軍がデモ隊を解散させたので、来週以降は金融街で働く人も通常通りに勤務できるようになる見通しだ。

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「タイ、国軍に期待集まる異常さ」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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