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バイアグラにも価格破壊?

ジェネリックの登場で3割下がる可能性も

  • 河野 紀子

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2014年5月27日(火)

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 「バイアグラのジェネリックがいよいよ登場します」

 5月中旬、全国各地にある勃起不全(ED)治療の専門クリニックのウェブサイトには、こんなうたい文句が並んでいた。

 製薬世界最大手の米ファイザーが販売している勃起補助薬の「バイアグラ(成分名シルデナフィル)」の特許がこのほど切れ、後発医薬品とも呼ばれるジェネリック医薬品(下の写真)が発売されることになったからだ。バイアグラの国内市場規模は、数十億円ともいわれる。ED治療薬には、独バイエルの「レビトラ」や米イーライ・リリーの「シアリス」といった競合品はあるものの、バイアグラの知名度は抜群でリピーターも多く安定して売れている薬だ。

このほど発売されたバイアグラのジェネリック医薬品「シルデナフィルOD錠50mgVI『トーワ』」。水なしで飲める錠剤で、レモン風味とコーヒー風味がある(写真提供:東和薬品)

 ジェネリックの登場で気になるのは、その価格。一般的には、ジェネリックの価格は先発品よりも3割程度低く設定されることが多い。税込みで50mg錠が1錠1500円程度で院内処方されるケースが多かったバイアグラの場合、そのジェネリックの価格は1000円程度になるとみられていた。

 ところが、国内ジェネリック医薬品メーカーの先陣を切って、大手の東和薬品がバイアグラのジェネリック薬を発売した5月26日。いくつかのクリニックに問い合わせてみると、1錠1200円程度のところが多く、予想ほどには値段が下がっていない。一体なぜなのか──。

卸値が安くなく価格も高止まり

 これを考える上での基礎知識として、バイアグラはそもそも健康保険が適用されず、自由診療で処方されているという背景がある。「1錠1500円」といった薬代は、医師の診察料も含んだ自由診療の価格となっているケースがほとんどだ。

 通常、保険の対象となる薬は、厚生労働省がジェネリックの薬価を決めており、一律に安くなる。ただし、自由診療のバイアグラについては卸値を基にして、各医療機関が決める仕組みとなっている。

 ED治療で名高い浜松町第一クリニックでは、発売初日から処方を開始、ジェネリックの価格を1250円(税込み)で設定した。同クリニックの浜松町院で院長を務める竹越昭彦氏は「バイアグラに比べて、ジェネリックの卸値は安くない印象だった」と説明する。医療機関も一定の利益を確保することを鑑みれば、そこまで安い料金設定にはできないというのが実情とみられる。

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