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リノベーション競争はや過熱

新規参入続々、「割安さ」人気集める

2014年6月4日(水)

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 不動産業界で、物件の大規模改修(リノベーション)競争が過熱している。三菱地所は5月29日、大手初となる中小ビルのリノベーション賃貸事業への進出を発表。中古マンションのリノベーションへの新規参入や、事業強化の動きも相次ぐ。不動産市況の好転で、新築物件は都心部を中心に購入価格や賃料が上昇基調にある。新築物件に比べて割安な中古リノベーション物件がここに来て人気を集めており、市場規模の拡大が今後も続くとみて、各社は中古物件の再生に力を注ぐ。

リノベーション工事前の、東京都千代田区岩本町のオフィスビルの一室
三菱地所レジデンスが再生後の同室。住居兼SOHOとしての利用も可能に

 東京都千代田区。都営新宿線の岩本町駅近くのオフィスや商店が並ぶ一角に、明るい雰囲気の7階建てのオフィスビルが姿を現した。三菱地所の子会社、三菱地所レジデンスがリノベーションした「高荘ビル」だ。

 このビルは1974年完成。築40年で競争力が低下、空室も目立つようになり、所有者は今後のビル運営に頭を悩ませていた。このビルがある神田エリアは、丸の内や大手町など都心の一等地に近く、「高い立地潜在力を持っている」(三菱地所)。リノベーションを通じて物件価値を高めれば、再び競争力を取り戻せると判断した。

 三菱地所は、このビルをオーナーから1棟丸ごと借り上げ。同社が費用を負担して内装工事や耐震補強工事を行い、再度貸し出す形にした。店舗、オフィスといった従来の用途に加え、SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)兼賃貸住宅としても使える仕様にした。

 高荘ビルのオーナーは、三菱地所とまず10年間の賃貸契約を結んだ。オーナーはビルが空室になるリスクを気にする必要がなくなり、三菱地所から安定した賃料収入が得られる。三菱地所にとっては、価値を高めた物件を高めの賃料で貸し出せば、オーナーに支払う賃料との差額が収入になる。三菱地所によると、リノベーション前は1坪7000円程度だったこの物件の賃料は、リノベーション後では約1万2000円と約7割上がったという。

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「リノベーション競争はや過熱」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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