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エレベーターの乗り方、立ち位置で出世がわかる

その1秒は誰のものか、どう生かすのか

2014年6月13日(金)

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遙流、出世する人間の見分け方、ってありますか?(20代女性)

 遙から

 私が男女平等に過敏なせいか、街に出ると、腹が立ってしかたがない。

 エレベーターがその縮図だ。これはあくまで関西での光景なので、他地方や大都会東京ではどうかわからないが。

 最近、事情があって高層オフィスビルに週2回行く。地下駐車場から上階までの間の見慣れた光景に共通したものがある。

 停止階ボタンのそばには高い確率で女性が立つ、ということ。それにはそのビルを使いなれた人ならではの事情があった。

 そのエレベーターはやけに早くドアが閉まるのだ。私のようなせっかちには“閉ボタン”を連打しなくていいちょうどよさなのだが、ランチタイムなど、がやがやとビジネスマンたちが乗降する時には閉まるのが早すぎるドアなのだ。

 それをよく知るそのビルで働く人たちの間で、そう、まるでエスカレーターに別に誰がルールを作ったわけでもないのに、一方に寄り、急ぐ人たち用に一方に隙間を開ける慣習がいつともなしに広がったようだ。

女性はボタンの前に立ち、男性は間違える

 そのビルでは閉まるのが早すぎるドア対応に、女性たちが停止階ボタンの前に立ち、ドアの開閉の調整役を買って出るのだ。どのフロアのどの企業かは関係なく。企業を超えて、女性たちがボタンの前に立つ。

 こういう、誰がどう指示したわけでもないのにそうやってしまう行為を、ジェンダーの身体化、と、言うのだが、そんなことどうでもいい。“配慮は女性”を女性自ら買って出るのが、“フツーの光景”になっていることに、私は神経がざらつく思いで眺めていたし、ここがむっちゃ悔しいのだが、自分もついやってしまうのである。

 ある日、特別混んでもいない日。私ひとりがエレベーターに乗車した。するとビジネスマンが一人、入ってきた。高齢者や話に夢中の若者がよく上下階を間違えて乗車する。

 「え?これ上行き?」と乗ってから気づく。これはよくある。

 そしてもうひとつよく見る光景は、単なる不注意で、つまり、ボーッと乗ってしまう熟年世代だ。そのビジネスマンはまさしくそうだった。ボーッと乗った。その途端、私にはわかった。

 「この男性、上下階を間違えて乗った」と。

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「エレベーターの乗り方、立ち位置で出世がわかる」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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