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辞書はゲームだ。

娯楽番組で静かに流行する辞書利用

2014年6月24日(火)

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 近年のバラエティー番組では「日本語や言葉をテーマにした番組」が一つの定番であるように思います。筆者が記憶しているだけでも「クイズ日本語王」(TBS・2005~2006年)、「タモリのジャポニカロゴス」(フジテレビ・2005年~2008年)、「みんなでニホンGO!」(NHK・2010年)、「世界は言葉でできている」(フジテレビ・2011年~2012年)などの事例がありました。

 また直近では今年2月2日から「日本語探Qバラエティ~クイズ!それマジ!?ニッポン~」(フジテレビ)という番組が始まりました。本コラムで日本語をテーマにした番組の変遷をたどってみるのも面白そうですが、それは将来の宿題にしておきましょう。

 さて日本語や言葉の話題は「番組そのもの」の企画となるだけでなく「番組内のコーナー企画」になる場合もあります。筆者は、そんなコーナー企画の中で近年の隠れたトレンドになっているのが「辞書を使ったゲーム」ではないかと思っています。本稿ではこれを便宜的に「辞書ゲーム」と呼びます。あくまで筆者の体感ですが、ここ数年で辞書ゲームの企画をよく目にするようになりました。

 そこで今回の「社会を映し出すコトバたち」は「テレビ番組の辞書ゲーム」を取り上げます。辞書ゲームにはどんなものがあるのか。その具体的な事例を紹介しながら、辞書を使った多様な遊び方について観察してみましょう。そして最後に少しだけ、流行の背景についても考察してみます。

言葉探し(1)◯◯で始まる、終わる

 筆者の私見によれば、辞書ゲームは大きく2つのジャンルに分けることが可能です。「言葉を探すクイズ」と「言葉の意味を説明するゲーム」です。まずは「言葉を探すクイズ」について紹介しましょう。

 言葉を探すクイズのうち、最もポピュラーなのが「◯◯で始まる言葉」や「◯◯で終わる言葉」を探せ、という企画です。

 例えばクイズ番組「ネプリーグ」(フジテレビ・2005年~)のコーナー「ファイブボンバー」では、「広辞苑に載っている言葉の中で◯◯で始まる言葉(◯◯で終わる言葉)を5つ答えなさい」という問題がよく出題されます。

 実際、2014年3月10日放送分では「◯◯圏という言葉を答えなさい」という出題がありました。この場合、安全圏・首都圏・商圏・成層圏・大気圏・北極圏などの言葉を答えていくわけです。ちなみに広辞苑・第6版に掲載されている◯◯圏は42語ありました。5人1組のチームのメンバーが1人ずつ順番に回答する形式であるため「先に回答する人が難しい言葉を答えると後の人が楽になる」という戦略的要素も楽しみの一つです。

 ところで、しりとりも言葉探しの一つです。念のためしりとりのルールを復習すると「直前に回答した人の言葉を聞いて、その末尾と同じ音から始まる言葉を探す」という流れ。つまりこの遊びもまた「条件に合う言葉」を探すクイズなのです。

 テレビ番組の企画として筆者が思い出すのは、テレビ東京が2013年4月6日に放映した特番「脳内辞書バトル!第1回しりとり王決定戦」です。これは出演者(又吉直樹、林修ほか)が1対1でしりとり対決をするという実にシンプルな企画でした。

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「辞書はゲームだ。」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官