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アドビがハードウエアを売り始めた理由

Creative Cloudビジネス戦略兼GTM担当副社長のマーラ・シャーマ氏が語る

2014年6月20日(金)

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米アドビシステムズが発売するiPad用のデジタルペン「Adobe Ink」とデジタル定規「Adobe Slide」(撮影: 山田 愼二、以下同じ)

 米アドビシステムズは6月19日、同社としては初のハードウエアとなるデジタルペン「Adobe Ink(アドビインク)」と定規「Adobe Slide(アドビスライド)」を米国で発売した。米アップルのタブレット「iPad」上で精密な描画を可能にするハードウエアで価格はセットで199ドル。無料で入手できるiPad向けスケッチ用アプリ「Adobe Sketch(アドビスケッチ)」や精密描画用アプリ「Adobe Line(アドビライン)」、画像編集ソフト「Photoshop(フォトショップ)」のiPad版「Photoshop Mix(フォトショップミックス)」などで利用できる。国内での販売は今年後半を予定しているという。

 アドビは2013年夏に原則パッケージ販売を終了し、現在ではクラウド経由でソフトウエアを入手して利用する月額課金制に移行。既に約230万人の有料会員がいる。ここにきて同社がハードウエアを発売する意図は何か。同社のCreative Cloudビジネス戦略兼GTM担当副社長のマーラ・シャーマ氏に話を聞いた。

米アドビシステムズのCreative Cloudビジネス戦略兼GTM担当副社長のマーラ・シャーマ氏

ハードウエアを自社で発売する理由は。

 このプロジェクトは約1年前にスタートした。当時のプロジェクト名はペンの方が「プロジェクトマイティ」、定規の方が「プロジェクトナポレオン」。ペンは万能の力を持つという意味から「mighty(マイティ)」、定規は英語でruler(ルーラー)と呼ぶが別に「統治者」という意味があるため、こうしたプロジェクト名がついていた。

 もともとのプロジェクトの目的は、クリエーティブ分野のプロの人たちが紙やペンでスケッチをするその動きを把握してデジタル化した場合にどうなるのかを理解するためだった。極めて実験的なものであり、モバイルアプリを開発するためのプロジェクトだった。

 開発のゴールは紙とペンと同様、できるだけ自然に使えるようにすること。ハードウエアとソフトウエアを完璧に融合させるため、かなり長い時間をかけた。先端の感圧度が高く、自然に絵を描く感覚の実現を目指した。

 ただ、ハードウエアの事業に本格的に参入しようという意図は今も昔もない。モバイル上で素晴らしい創作体験ができるということを世に示したかっただけだ。絵を描いたり、スケッチしたりといった行為はハードウエアがなくても指先でできる。だが、デザイナーなどのプロの人たちはことのほか精度を求める。それに応えたのがアドビインクであり、アドビスライドだ。第三者でも同様のハードウエアを作れるSDK(ソフトウエア開発キット)を近く公開する予定だ。

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「アドビがハードウエアを売り始めた理由」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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