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アップルがサムスンに逆転されたワケ

調査データが明らかにする各ブランドの戦略像

  • 菅原 啓(日経BPコンサルティング)

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2014年7月10日(木)

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 激動するアジアにおけるブランドの“今”を明らかにするため、日経BPコンサルティングが取り組む「ブランド・アジア」プロジェクト。3年目を迎えた2014年の調査報告書は5月30日に発行した。7月15日に日経ビジネスが主催する「アジア会議2014」では“アジアで売る商品・マーケティング戦略”をテーマにしている。ブランド・アジアの調査結果から関連情報を提供する。

 今回の調査では、スマートフォン(スマホ)関連ブランドがASEAN(東南アジア諸国連合)などの新興国でもブランド価値を大きく高めたことを既に紹介した。2回目の本稿では、スマホ関連ブランドの順位の差がなぜ生じたのかを分析してみよう。

 「ブランド・アジア」は「フレンドリー(親しみ)」「コンビニエント(便利)」「アウトスタンディング(卓越)」「イノベーティブ(革新)」の4つの指標を基に各ブランドの総合力を評価している。この評価手法は、日経BPコンサルティングが日本におけるブランドの総合的評価として14年間実施してきた「ブランド・ジャパン」と同じである。

アジアでiPhoneは「高根の花」

 各要素のスコアの傾向はそれぞれのブランドが属する事業領域によって傾向が異なる。アジアでもスマホ市場は急激な勢いで拡大しており、米アップルの「iPhone」以外にも魅力的な端末やサービスが次々と登場している。そのためスマホを含むIT・家電関連のブランドは、「アウトスタンディング」と「イノベーティブ」の2要素のスコアが高くなる傾向がある。

 表1は、スマホ関連の主要5ブランドについて、平均順位をまとめたものだ。なお、日本では韓国サムスンのスコアが他の地域に比べて極端に低いため、日本のデータは「外れ値」として除外したうえで平均順位を集計してある。

 結果は、アップルをサムスンが逆転した(日本を含む場合はアップルが1位)。これは「iPhone」が実質的に2機種だけに絞り込まれ、高価格帯を維持する戦略を採っているのと無縁ではない。サムスンに代表される「アンドロイド」陣営のスマホは、新興国市場で低価格帯から高価格帯まで広くカバーしている。

 価格帯だけではない。サムスンは「ファブレット」と呼ばれる、スマホとタブレットの中間サイズの情報端末(詳しくはこちら)やデュアルSIMモデルまで幅広く商品を展開して、市場シェアを高めている。

 表2はサムスンとアップルについて「フレンドリー」スコアの差をまとめたものだ。アジアの多くの国・地域でサムスンのスコアがアップルを上回っているのは、この価格面と多様性からの影響によるところが少なくない。

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牛島 信 弁護士