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片山・元シャープ社長、日本電産入りの裏事情

関係者の中でささやかれる2つの異なる見方

2014年8月8日(金)

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 液晶事業で世界トップ企業になりながら、その工場の巨額投資で失敗し、経営危機に陥ったシャープ。その液晶事業を主導した片山幹雄・元社長が日本電産に転身する。

 「片山氏の『成功と挫折の経験』を評価した」と永守重信・日本電産社長は言う。だが、国内外の投資家、業界関係者を驚かせたスカウト劇の真相と本当の狙いはそれだけではなかった。

シャープから日本電産に移籍する片山幹雄氏(左)と、同氏をスカウトした日本電産の永守重信社長(写真:左:都築 雅人、右:小倉 正嗣)

 「ナガモリは何を考えているんだ。カタヤマはシャープをどん底に突き落としたはずだ」

 日本電産が、元シャープ社長で現在、同社フェロー(技術顧問)の片山幹雄氏を副会長・CTO(最高技術責任者)に迎えると報じられた5日、複数の電子部品アナリストに、海外の投資家からこんなメールが次々と寄せられた。

 日本電産も翌日には、片山氏が9月1日付で顧問として入社し、10月から副会長執行役員・CTOに就任することを正式発表したが、このスカウト劇は外国人投資家だけでなく、国内の機関投資家、電機業界関係者らを一様に驚かせた。その裏に何があったのか──。

1年前から接触していた永守・片山

 片山氏といえば、シャープをピークへと押し上げた立役者であり、奈落の底に沈めた責任者でもある。前半の「明」を見れば、シャープの液晶事業を育て、1990年代後半から2000年代前半には携帯電話向けなど中小型液晶で同社を世界のトップ企業に引き上げている。

 液晶の精細度を決める「STN」と呼ばれる方式が主流の頃にさらに精細度を高められる「TFT」という方式をいち早く採用するなど、独自の技術・経営戦略で、勝ち組になったのである。

 その成功を手に2007年4月には49歳の若さで社長に就任した。しかし2009年10月に、大画面テレビ向けの大型液晶を生産する堺工場(大阪府堺市)を4200億円もの巨費を投じて建設した頃から状況は暗転した。

コメント1件コメント/レビュー

日本電産は車載用液晶のM&Aを考えているのでは?(2014/08/08)

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「片山・元シャープ社長、日本電産入りの裏事情」の著者

田村 賢司

田村 賢司(たむら・けんじ)

日経ビジネス主任編集委員

日経レストラン、日経ビジネス、日経ベンチャー、日経ネットトレーディングなどの編集部を経て2002年から日経ビジネス編集委員。税・財政、年金、企業財務、企業会計、マクロ経済などが専門分野。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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日本電産は車載用液晶のM&Aを考えているのでは?(2014/08/08)

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三品 和広 神戸大学教授