• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

燃料電池車はクラウンより安くなる?

水面下で進む補助金攻防の行方

2014年8月12日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

トヨタ自動車の燃料電池車(FCV)の発売が近づき、補助金を巡る観測報道が相次いでいる。700万円程度とされるFCVは、どの程度の実質負担で入手できるようになるのか。補助金額の算定方法を読み解く。

 「価格が安くないと国民のみなさんには手が出しづらいことになる。1台あたり、少なくとも200万円の補助をしていく」

トヨタ自動車は6月25日、初めての量産型燃料電池車(FCV)を2014年度中に発売すると発表した。(写真:北山宏一)

 トヨタ自動車が2014年度中に発売を予定する燃料電池車(FCV)に対して、安倍晋三首相がこう明言したのは7月18日のこと。それからというもの、FCVの補助金に関して様々な観測記事が飛び交っている。

 トヨタは6月25日、FCVを2014年度中に700万円ほどで発売すると発表した。安倍首相の200万円補助の明言に加えて、「300万円補助に向けて政府が検討に入った」という報道も出ている。さらに、自治体による追加補助の表明も相次いでいる。

 例えば、トヨタのおひざ元の愛知県は、FCVの購入時に発生する自動車税を5年間免除すると発表。東京都の舛添要一知事も、購入補助金の創設を検討する考えを明らかにしている。

補助金額はベース車両次第で変わる

 一体、FCVはいくらで入手できるのか。補助金はいくらになるのか。どのような仕組みで決まっていくのだろうか。

 経済産業省自動車課電池・次世代技術室の吉田健一郎室長は、「FCVも既存のエコカー向けの補助金と同様の仕組みで運用する。新しい制度を作るわけではない」と説明する。

 かねて政府は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などを「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金(CEV補助金)」によって購入補助してきた。FCVも基本的には、この仕組みで支援するという。

 経済産業省によると、補助金額の算定方法は次の通りだ。

 まず、FCVと、同等の車格のガソリン車との販売価格の差額を算出する。この金額から、ガソリンの代わりに水素を燃料に使うことによって生じる10年分のランニングコストの引き下げ分を差し引く。この金額の3分の2が補助金となる。

 「ベースとなるガソリン車の選定や、水素の市販価格の算定は検討中なので、最終的な補助金額は確定していない」と吉田室長は言う。言い換えれば、ベース車両の種類と水素の市販価格が分かれば、おのずと補助金額は計算できる。

コメント0

「ニュースを斬る」のバックナンバー

一覧

「燃料電池車はクラウンより安くなる?」の著者

山根 小雪

山根 小雪(やまね・さゆき)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日経エコロジーを経て、2010年1月から日経ビジネス記者。エネルギーを中心に、自動車や素材など製造業を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック