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写真と動画が流行をつくる時代(前編)

ソーシャル+モバイル=新しい情報流通

2014年9月2日(火)

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 人気アイドルbabymetal(ベビーメタル)の海外公演について、情報を集めていた時のお話です。

 ベビーメタルとは、アイドル音楽と「ヘ」ビーメタル(いわゆるメタル)を融合させた楽曲を披露する少女3人組のアイドルのこと。彼女たちは動画サイトを通じて、海外でも人気になっています。それも日本文化のファンだけでなく、メタルの熱心なファンにも人気なのです。その彼女たちがこの夏、初の欧米ツアーを実施しました。独仏英米で単独ライブを行なったほか、英国・カナダではメタル系の音楽フェスへも出演。さらに米国では人気歌手レディー・ガガ自身の招聘によって、彼女の公演の前座出演も果たしました。

 昔はそんな海外公演の様子を、日本でリアルタタイムに知ることは非常に困難でした。しかし現代はインターネットがあります。ライブの開催時間中に、例えばヤフージャパンのリアルタイム検索などでbabymetalと打ち込むと、現地でライブに参加しているファンの発言(ツイート)や、時には関係者の発言までも拾うことができます。ファンは、こうして情報を収集しながら「ああ、今日のセットリスト(演奏曲目)はこんな感じだったのか」「次の会場は盛り上がるだろうか?」などと一喜一憂するわけです。

 そんな情報の中でひときわ現代的に感じたのが、いわゆる「ショート動画」の投稿でした。短くて数秒、長くても十数秒程度の動画によるネット投稿のことです。例えばベビーメタルのライブ参加者のなかには、写真共有サービスのInstagram(インスタグラム)でライブ映像を投稿する人がいました。ちなみに同サービスは写真投稿だけでなく、ショート動画の投稿も可能です。公演を撮影した動画を投稿することの是非については、本稿では脇に置きましょう。

 ショート動画の投稿者が多くなった理由は、おそらくショート動画サービスの機動性の高さにあります。まず何より、スマホを持っている人であれば誰でも動画を撮影できる点が大きいでしょう。そのうえ短時間の動画(インスタグラムの場合は最大15秒)なので、撮影やアップロードの障壁も低いのです。これらの利点が、ライブの現場報告という目的にピッタリだったのだと思われます。

 実際に筆者は、ベビーメタルのライブ映像を、実際に行なわれている時間から数分遅れのタイムラグで楽しむことができました。もちろん観客が撮影するショート動画なので、私がその時間帯で見られたのは、低品質かつ断片的な映像に過ぎません。とはいえ、現場の臨場感を疑似体験するには十分な情報でした。

 さてこのような機動性の高い情報流通の仕組みは、ソーシャルメディアとモバイルが融合したからこそ実現したと言えます。そして、その融合環境から発信された写真や動画に関する流行語が世界の多くで生み出されています。英語圏で流行中の「セルフィー(自分撮り)」や、日本で昨年流行してしまった「悪ふざけ投稿」(後に詳述)も好例でしょう。

 今回の「社会を映し出すコトバたち」は、最近のネットで流行した写真や動画に関する新語について特集します。今回はその前編です。

「社会を映し出すコトバたち」のバックナンバー

一覧

「写真と動画が流行をつくる時代(前編)」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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川野 幸夫 ヤオコー会長