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南シルクロードでアジアビジネスは激変する

安倍・モディの蜜月関係で日本企業にも勝機?

  • 小林 一成

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2014年9月5日(金)

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インドと中国をつなぐ南シルクロードのミャンマー区間の現在の姿(写真:小林 一成、以下同)

 9月1日、安倍晋三首相は来日したインドのナレンドラ・モディ首相と会談した。両首相は、今後5年間で日本がインドに対し、官民で3.5兆円のインフラ投融資を行うなどとする共同声明「日印特別戦略的グローバル・パートナーシップに関する東京宣言」に署名。日印の関係強化を強烈に印象づけた。

 そもそも安倍政権は2013年以降、インドにミャンマー、バングラデシュを加えた3国への巨額のインフラ投資支援を次々と明らかにしてきた。まずミャンマーに2013年5月と同12月に訪問し、それぞれ910億円と632億円の資金援助を表明した。今年1月にはインドを訪れ、2089億円の円借款の供与を決めた。さらに5月、来日したバングラデシュのハシナ首相と会談し、4~5年間で総額6000億円の経済援助の用意があると表明した。

中国が推し進める計画を日本も支援?

 日本のこれらの支援は、国をまたぐある地域へ集中する。特にインドでは、国内総生産(国内総生産)成長率が全国平均の半分程度という低成長地域である東北部のうち、最北部のアルナーチャル・プラデシュ州へ向かう。これは、インド政府の要請によるものだ。同州は、中国と国境を接し、まだ両国間で国境確定の合意に達していない地域がある。

 日本の支援は、中国と対立するインドを応援する形にみえる。だが、インド東北部とバングラデシュ、ミャンマーを含む同地域の開発を最も強く提唱しているのは、当の中国なのだ。中国は同地域を「バングラデシュ~中国~インド~ミャンマー経済回廊」あるいは「南シルクロード」と呼び、近年、他の3カ国に開発・建設を呼びかけ、支援を約束している。日本の同地域への支援は、中国にとっても悪い話ではない。

(以下、中国~南アジアの陸路交通路および地域を「南シルクロード」と記述する。従来、学界などを中心に「南西シルクロード」と呼ばれるルートだ。これは本家シルクロードの天山南路と混同されるのを嫌った命名とみられるが、一般にはかえって分かりにくい)

 中国が経済回廊の建設を推し進めているこの地域に、なぜ日本が支援するのか。それは南シルクロードが、日本企業も数多く進出している東アジア、東南アジアの経済に大きな影響を及ぼすと見られているためだ。

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