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飲み会は牛丼屋で、一家団欒は居酒屋で

外食産業の熾烈な顧客争奪戦

2014年9月16日(火)

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 外食産業では「新しい集客方法」が次々と登場します。思えばこの連載でも、新種の集客方法を紹介したことがありました。

 例えば「パンケーキ」のように新しいメニューを提案する方法(参考「ポスト・パンケーキの大辞典」)、「サードウェーブコーヒー」のように新しい業態を提案する方法(参考「注目語から探るコーヒーの新潮流」)、そして「女子会プラン」のように新しいサービスを提案する方法もあります(参考「女子が男子の“縄張り”へ」)。

 そんな中、最近の外食産業では「異なる業態の客を取り込もうとする動き」が盛んになっています。これまでファミレス(ファミリーレストラン)に行っていた家族連れを居酒屋が取り込もうとする試みや、これまで居酒屋に行っていた仕事帰りのサラリーマンを牛丼店が取り込もうとする試みがあるのです。

 そこで今回の「社会を映し出すコトバたち」は、外食産業で盛んになった「異なる業態の客を取り込む試み」について、関連する新語の数々を紹介したいと思います。

ファミリー居酒屋~ファミレスから居酒屋へ~

 筆者が「ファミリー居酒屋」という言葉を初めて目にしたのは、手元のメモによれば2001年のことでした。確証はないものの、2000年2月1日付の日経レストランの記事「外食新語辞典」で見かけたものと思われます。

 ちなみにその記事は、ファミリー居酒屋をこう説明しています。「家族客にターゲットを据えた郊外立地,またはロードサイド立地の居酒屋のこと。そば・うどん、定食、丼などの食事メニューが充実しているのが共通した特徴だ。繁華街や駅前での競争が激しくなる中、今後期待できる潜在マーケットを取り込む業態として、出店を加速する居酒屋チェーンが増えている」(同記事より引用)。

 2014年現在、ファミリー居酒屋という表現自体はあまり一般的ではありません。ただグルメ情報サイトの居酒屋紹介を閲覧すると、ファミリー歓迎、子連れ可、子連れOKなどの宣伝文句が広まっているようです。

 実際「ぐるなび」のレストラン検索で子連れOKの居酒屋を探すと、執筆時点で実に1万4000件以上もの店舗(全国)が発見できました。筆者が閲覧した範囲で言えば、出店場所はロードサイドとは限らない模様。家族連れを歓迎する戦略は、どうやら立地に関係なく広がっているようです。

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「飲み会は牛丼屋で、一家団欒は居酒屋で」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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