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なりたいもの。探すもの。軸を持つもの。これ何のこと?

「自分」ワードの研究

2014年10月7日(火)

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 気が付けば、今年も残りあと3カ月ほど。筆者にとっては、早くも1年を総括する原稿を書き始める時期になりました。

 その作業過程でふと目に止まったのが「自分たちのサッカー」という言葉。FIFAワールドカップのブラジル大会で登場した言葉です。この大会に出場した日本代表チームは、結局、予選リーグで2敗1分(グループ最下位)という成績に。決勝トーナメントへの進出を果たせませんでした。

 この予選の各試合後のインタビューで、複数の代表選手が「自分たちのサッカーができなかった」と口にしました。これに対して一部のファンや識者の間からバッシングが起こったのです。

 バッシングの理由は様々でしょう。例えば「自分たちのサッカー」が何を意味するのかが分からないから。もちろん「これは攻撃的パスサッカーのことを意味するのではないか?」などの推測は可能なのです。とは言うものの「自分たち」という常套句だけを聞いた人は、その中身を正確には把握できません。そこで「ひょっとしたら具体的な戦略・戦術がチーム内でも共有できていなかったのでは」などと邪推したくなるのです。

 ただバッシングの理由はそこに留まらない気もします。例えば、サッカーの国際試合に臨んで「自分らしさを貫き通すこと」が有効だったのかどうか。そんな疑問を抱いた人も多かったのではないでしょうか。

 いっぽうで、この「自分らしさとは何か」「自分を貫き通すことは良いことか?」という問題は、サッカーだけでなく一般社会でも意識されている問題です。だからこそ自分たちのサッカーという言葉は、多くの人の心をざわつかせたのかもしれません。

 さて最近の日本語には「自分語り」「なりたい自分」「自分探し」「自分軸」といった言葉――本稿では便宜的に「自分ワード」と呼びます――が数多く登場しています。これらの言葉の増加ぶりも「自分とどう向き合うのか」という問題意識を反映しているのでしょう。

 そこで今回の「社会を映し出すコトバたち」は「自分ワード」を特集します。「自分を語る」「女性と自分」「自分らしさ」「仕事と自分」という4つのテーマを設けて、自分ワードの具体例を紹介します。そしてテーマごとに「自分」を取り巻く社会状況についても概観してみます。

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「なりたいもの。探すもの。軸を持つもの。これ何のこと?」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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和田 眞治 日本瓦斯(ニチガス)社長